見出し画像

チャリ通勤ドツボハマり

昨日書いた一発目を今日の夕方投稿したら、ビギナーズラックなのか、数名から“いいね”貰えました。慈悲でも嬉しい。
やはり欲しいものは欲しいというべきなんだ。


9月も終盤になり、ようやく夏の日差しも落ち着いて、クソ暑かったり(この夏に言い過ぎたのでもう言いたくない)、常に汗でぐっちゃぐちゃのキモチワルーイ感じが無くなりましたね。
というか突然涼しくなり過ぎじゃないですか?なんなの?

今まで散々アチアチにしておいて、「ハイ終わり」みたいな。
季節よォ、突然しおらしくなってよォ……。
なに?“ギャップ萌え”的なアレ狙ってんの?
ハハ、通じない通じない。
好きだからってチョッカイ出すのも度が過ぎたらマジで爪痕とわだかまりを残すだけだから。「そんなつもりじゃ……」とか言ってももう遅いよ。
すげー暑かったんだから。真面目に死ぬかと思ったんだから。


──はい。
多分本気で人類を殺しに来てるんだと思います。大自然は。


それでもやっと涼しくなったんで、健康のため(痩せるため)に自転車通勤を再開しました。折角クロスバイクなんか持っているんでね。真っ赤なフレームの5万円ぐらいの安いやつ。安いって言ったって5万円だからね。

てか周りのお友達が良い自転車乗り過ぎなの。
ジャイアント?とかビアンキ?とか。かっこいいよね。
でも僕はこれでいいや。
いいの!

ヘルメット着用が努力義務になったりして、見渡せばママチャリ勢もヘルメッター(?)が増えましたね。良いことです。自分もしっかりヘルメット被って通勤してますよ。朝夕は風が涼しくて丁度いいです。気持ちよい。


それで、今日の帰り道。


定時で上がれたので、気分良くなって自転車で走っていましたら、鼻から極小の羽虫を吸い込んでしまったみたいでね。もう大変でした。まさか虫さんもおじさんの鼻に吸い込まれるなんて思ってなかったでしょうね。なんでああいうのってジャストミートで鼻とか口に来るんだろうね。

あいつらもギリギリ攻めてるってこと?
人間の顔面ニアミスすることで強さの証明とかしてるの?

でもスマンという気持ち。
あいつは不運と踊っちまった──。
彼は洞窟に飛び込んだものの、インディにはなれなかった。クリスタルスカルは無かったんだ。


なぜなら僕のスカル中の濁流に流されてしまったから。

そう。
咄嗟のことで僕もびっくりして、そのぉ……。



──“ゴックン”してしまいました。

僕の血肉となっておくれ、南無阿弥陀仏。


あぁ、一撃でナーバス。
かなりヤバい顔してたと思う。薄暗くてよかった。

喉のなんとも言えない不快感にモゴモゴしながら、いつも通る神社に差し掛かりました。その神社の近所には児童センターがあるので、子供たちと、仕事を終えて迎えに来た疲れた顔の親御さんがワラワラと出てくる姿も見えました。
すると、前方から手をつないで歩いてくる女の子(小1ぐらい?)とそのお父さんとすれ違いました。

その時


「あー、じてんしゃこいでるー!」


って。

かわいいね。超かわいい。
きっと見るもの全てが、驚きや発見で満ちているんだろうな。


お父さんも「そうだねー!」って。
にっこりしちゃった。若いお父さんもかわいい。
いいでしょ、僕の自転車。

でもね、次の瞬間女の子が言ったの。


「なんでー?」


って。


は?


なぜ?


すれ違いざまに、問われちゃった。
多分お父さんと同い年ぐらいの僕。小1に問われちゃったよ。
びっくりしちゃった。

お父さんもびっくりしてたもんね。
すれ違う時に「ン゛!?」っていってたもん。

少女:なぜ漕ぐの。
ぼく:それは健康のためさ。
少女:「運動して痩せたい」という明確な目標を持っていながら、便利を求めた結果発明された自転車という移動手段に甘んじているの?(ただしスポーツ自転車は例外とする)
ぼく:厳しすぎワロタ、だめか?
少女:現に今下り坂では漕ぐことをやめて、惰性で走っている。あなたの人生もそう。痩せたいのなら少しでも多く脚を動かしたら?
ぼく:返す言葉もございません

彼女は問うていたということ?
お前はなぜ、なんの為に漕ぐのかと。

それで面食らっちゃって、家まで考えながら漕ぎました。
なんなの今日。
虫食らって、面食らって。

いやまぁ、全部おじさんの曲解というか、妄想なんですけど。
僕はホントに少しのことで考え込みすぎなんだよな。少女の無垢な一言からここまで広げられたら恐怖だろ。普通に怖すぎる。
ごめんね。

少しの言動、少しの態度、少しの違和感。
僅かなニュアンスの差を過敏に感じては曲解して話を広げすぎる。だから友達と遊んだ日の夜とか、初対面の人と話した後とか、色々考えて後悔しがちなんだよね。分かる人いるかな。

でも確かに、「頑張らなきゃ」と思って何か実行していても、それが形骸化していたり、隙あらば楽な方を選択してしまいがちなのは、その通りなのかもしれないよね。
僕の弱さを気付かせてくれてありがとう、少女よ。弱い自分も自分だからね、全部抱えて進んでいくよ。

(明日はなるべく脚を動かし続けて出勤しようかな。雨だったらやめます。)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?