1972年リリースのアルバム#29 「The Grand Wazoo」
自分のブログで ”1972年リリースのアルバムでRateYourMusicのユーザ評価が高いもの” トップ50を調べてみた。
50年後に世界中のユーザーが振り返っての評価なので、リアルタイムでの評価・評判とはもちろん異なっている。
半世紀前、1972年のトップ50アルバムと当時と今の評価を紹介したい。
1972年のトップ50リストのNo.29はフランク・ザッパ(Frank Zappa)の「The Grand Wazoo」(グランド・ワズー)。
リリース時の名義は「The Mothers」。ちゃんと日本盤も翌年くらいには出ていて、名義も「ザ・マザーズ」だった。
ザッパもマザーズのアルバムは意外にも日本盤もしっかりリリースされていたが、あまり雑誌広告などでは目にした記憶がない。
その代わりパブ記事は多かったので、売上の少ないザッパ/マザーズ関連については費用のかからないパブリシティでなんとかしようとしたのかもしれない。
コストはかけらないけど、こういうアーティストや音楽はしっかり送り届けようというレコード会社の矜持というか良心みたいなものを感じる。
実際自分でザッパ/マザーズをアルバムを買うようになったのは「One Size Fits All」(万物同サイズの法則)からで、後追いで「Over-Nite Sensation」(
興奮の一夜)も買ったが「The Grand Wazoo」までは手が回らなかった感じ。
当時からザッパを聴くのはそれなりマニアな人たちだったと思うが、1976年の来日公演や70年代後半以降のNWの時代を経てからは普通にロックファンがザッパの良さが分かって、さらに後追いでどんどん評価が高まったと思う。
これは京大西部講堂。
1976年の来日時時にここでザッパがライブを行い
世界でもっともビューティフルでクレイジーな劇場
と称した場所である。
70年代のリアルタイムなザッパ評はなんか凄そうだけどよく分からないというのが一般的だったのではないだろうか。
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