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1972年リリースのアルバム#5 「Ege Bamyası」
自分のブログで ”1972年リリースのアルバムでRateYourMusicのユーザ評価が高いもの” トップ50を調べてみた。
50年後に世界中のユーザーが振り返っての評価なので、リアルタイムでの評価・評判とはもちろん異なっている。
その1972年のリストのNo.5はカン(Can)の「Ege Bamyası」(以下 エゲ・バミヤーヂ)。
発売当時の邦題は「エゲ・バミヤーヂ」という表記だったが、それにしても本国で1972年リリースされたこんなクラウトロックを翌1973年になったとはいえ、きちんと日本で発売していのは偉いと思う。
帯に”日本人リード・ボーカリスト、ダモ鈴木を擁する” と書かれているし、本国ではシングル「Spoon」がヒットしたので、日本人がいるドイツのロックバンドということで売れるかもという判断があったのかもしれない。
今でこそカンというよりクラウトロックの傑作という評価だけど、やっぱり当時的にはキワモノだったように思う。ダモ鈴木というヒッピーの日本人ボーカルがいるドイツのバンド以上の関心は惹かなかったのかも。
再評価されたのはパンク/NW時代にジョン・ライドンがその影響を公言するようになってから。その辺りから再発もしっかりされるようになって、自分も含めてちゃんと聴くようになって、これは凄いと。
Phew(フュー)のバックをカンがやったりで、やはり1980年頃からはまさに時代が追いついた感じであった。
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