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1972年リリースのアルバム「Doremi Fasol Latido」

”1972年リリースのアルバムでRateYourMusicのユーザ評価が高いもの” トップ50を調べ、当時と今の評価を紹介してきた。

1972年のトップ50ではないが、評価の高いアルバムをいくつか紹介してみる。

今回はホークウインド(Hawkwind)の「ドレミファソラシド(Doremi Fasol Latido)」。

後にモーターヘッドのレミーが参加した最初のアルバムだがレミー抜きにしても、この頃からパンク直前までのホークウインドは、ライフスタイルやサウンドにそのルックスまでサイケでヘビーでイギリスのダークサイドを体現しているようなバンドだったなぁ。

当時はこういうのは一部の人にしかウケないというのは納得だったが、これも50年経った今になればやはり高評価も当然な傑作。もっとも今でもこの手の音は受け付けない人も多そうだ。

1972年のホークウインドはシングル「シルバー・マシーン(Silver Machine)」がヒット。
それに続けてアルバム「ドレミファソラシド」という理想的な展開だ。

こんなキャッチーな曲だし、全英ヒットということで日本でもちゃんとシングルが出ていた。

日本盤の「ドレミファソラシド」は1曲目がシルバーマシーンなんだけど、後にイギリスのオリジナル盤を買ったら肝心のシルバーマシーンが入っていなかった。なんと勿体ない。
逆に言うと俺ら日本のファンはシルバーマシーンとドレミファソラシドは心のなかでセットになっているけど、本国ではシングルとアルバムという別物なんだろうな。

あと当時のホークウインドといえばステイシア。ライブではヌードのダンサーが踊るらしいということで日本でも話題になった人だ。

身長が182cmとも188cmとも言われる大柄なダンサーで、その後はアシュトン、ガードナー&ダイクのドラマー、ロイ・ダイクと結婚したのだそうだ。今はアイルランドでアーティストとして活動しているらしい。

パンデミック下のロックダウン中に始まったロバート・フリップとトーヤの夫婦漫才シリーズでも「シルバーマシーン」をカバー。ステイシアのボディペイントを真似するのは当然として、シャボン玉まで飛ばして芸が細かい。

これは1979年のUKツアーのバージョン。タイトルは「Silver Mechine (Requiem)」。曲を聴いてもらえば分かるが、これでSilver Machineは終わり。
ヒット曲だからと毎回ライブで演奏するのに飽き飽きしたので、いったんこの曲を休ませることにしたのだそうだ。

もっとも客からの要望も多かったのだろう、その後はライブにも復活したようだが。

1972年リリースのアルバム トップ50のリストはこちら


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