番外編:流行りの「スーツケースを運んでください」に遭った話
先日、丸ノ内線四ツ谷駅、1番線をベンチで、人を待っていると、ボロボロのスーツケースを3つ持った老婦人に声をかけられた。
「Can you speak english or japanese?」と。
あ、最近流行りの「スーツケースを代わりに運んでくれませんか?」と頼まれ、知らずに犯罪の加担してしまうやつだと思った。
興味本位で「Japanese」 と答えた。
そうすると
「このスーツケースを改札まで代わりに運んでほしい」と頼まれた。
愛想よく「わかりました、トイレに行きたいので3分間待ってください」と伝え、駅員のところまでダッシュで向かった。
「スーツケースを3つ持ったおばぁさんに、代わりに運んでと頼まれた。これ最近流行りの犯罪だと思う。対応してくれ」と駅員に言ったが、ピンときていない。
私は、完全に刑事になった気でいるため、
埒が明かないと思い、近くの交番に、通報した。
そうすると、「四ツ谷駅周辺では、足が悪く、いろんな人に頼んでいる有名なおばぁさんで、よく相談を受けるんです。断って関わらなかったのであれば、それで大丈夫。」と言われた。
なんとも拍子抜けな回答だった。
誰もスーツケースの中身を知らないのだろうか。
そしてあの老婦人は、今も誰かに頼んでいるのだろうか。
もし四ツ谷駅周辺で、同じように話しかけられた人は、
ぜひ、「中身はなんですか?」と聞いてみてほしい。
「ひと」なんて言われた時は、逃げてね