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2021-032:[30日目]息子の熱意に応える決意と自創作の輪郭と[あと45日]

二月ですね。
小三の息子の生まれ月です。
あっという間に一月が去ってしまいました。
置いていかないでほしかった…。

75日チャレンジ進捗報告(自創作の輪郭の話)

昨晩ノートにカリカリしたためていたら、朧げながら自創作の輪郭が形をなし始めました。
もう少し具体的にいうと、主人公の表面上の「動機」、「欲望」、「ゴール」、「葛藤」と「結末」が決まりました。

ただ、「表面上の」と書いているとおり、ストーリー展開上の変化(プロット)ではあるものの、キャラクターのアーク(変化)はぼんやりしたまま。
表面の変化(お話)と対になるキャラクターの変化(成長)が重なったお話が好きなので、そういうのが書きたいのです。

主人公はどんな弱点を持っていて、プロットが生み出す環境の変化でどう成長するのか、変わらざるを得ないのか、変わることができるのか。
今ぼんやりわたしが掴んでいる、主人公を取り巻く主要人物たちとの関係性は、本当にその形なのか、優しいものなのか厳しいものなのか、決別すべきものなのか、それとも。

やっと楽しくなってきたけど、圧倒的に時間が足りません。
45日後に連載開始できるのかな…。

今日の日記(息子の熱意に応える決意の話)

小学校にあがる前からだったと思うのですが、うちの小三男子、ずーっと「将来の夢はYouTuber」と言い続けています。
本当にブレないな、と感心するほど、ずーーーーーっと。

わたしが子どものころ、大まかにはずっと「小説家になりたい」と言いながらも「パーマ屋さん」「学校の先生」「宇宙飛行士」「遺伝子学者」「映画監督」となりたいものを間にいろいろ挟んでいたこともあって、息子も紆余曲折した「なりたいもの」を見せてくれるかな、と思っていたのですが、どうもそんなことなさそう。
やだこの子超一途じゃん。

他の可能性にも目を向けて欲しいし、YouTuberになることで他のものへの興味関心が湧く可能性もありそうだし、もう三年以上ずっとやりたいって言ってるしさせてみるかぁ、と思いました。

息子が友達と遊びに行ったっきり集中しすぎて帰る時間に気づかず暗くなっても帰ってこない、というのが続いた小一の夏に買い与え、居場所を知らせ連絡がつくことでわたしに多大なる安心感を与えていたスマホが、ついにこの一月半ば、電源が入らなくなりました。
それをどうにかしようとした結果、料金の見直しとか年始のセールとかが重なり、息子のスマホとわたしのサブ機がiPhone SE2に変わったのです。

契機でした。

(眠くて一文が長いけどどう直したら読みやすい文章になるのかわからないけどもうこのままでいきます)

Youtubeに動画をアップする方法、収益が発生する仕組み(12カ月間で4000時間再生されること+チャンネル登録者数1000人を超えること、という条件を達成したあとに広告配信料としてスズメの涙ほどもない金額が発生し、1万円を超えないと振り込まれない旨)を調べ、息子に伝えました。
そして、わたしがこれまでに目にしてきた、Youtube動画をアップすることで起こるデメリットを思い出せる限り伝えました。
「やりたいと言うならさせてあげたいとは思うが、デメリットもこのように存在する。わたしはそういった悪意から君を守りたいがゆえに、このような条件を課そうと思う(意訳)」
といった話もしました。

条件は、だいたいこんな感じ。
・毎日の生活をおろそかにしないこと
・友達との時間をおろそかにしないこと
・家族の時間をおろそかにしないこと
・きちんと計画をたてて取り組むこと
・計画を立てるのはお母さんの協力を得る上で必須条件であること
・お母さんから合格をもらう基準になるまでめげずに作り直すこと

息子からヒアリングをしていくと、
よく見ている動画がゲームの実況動画なので、そういうのが作りたい
→でもそのために必要な機材はこのぐらいの金額らしいよ
→自分が作りたいものを作るための出費だから、自分で用意してくれよ
→じゃあ大きくなって自分でお金を稼ぐか、動画で稼ぐかしてから取り組む
→今の自分の装備とスペックでできることから始めたい
→作ってるぼくも楽しくて、見てくれる人も楽しくためになる動画にしたい
と遷移していきました。

息子「見てくれた人が高評価をつけたくなって、チャンネル登録して次の動画はどんなやつかなぁって楽しみにしてくれるような動画が作りたい」

なるほど、それが君の描く「ぼくのチャンネルの理想像」なわけだね。

そうして、今日になって、息子がわたしに提案してきました。

息子「公園を紹介する動画ってどうかな。子どもが見てここに行きたいって思ったり、こんな公園があるんだってわかったりしたら、一緒に見たお父さんお母さんも遊びに連れて行ってあげるところがわかってお得じゃない?」

息子「洗濯物のたたみかたとか、水筒や上履きの洗い方とか、子どもが家のことのお手伝いをするときのコツを動画にしたら、子どもも親も助かるんじゃないかな?」

ほっほーう、なるほど。いい線狙ってくるじゃん。
しかも、わたしからの誘導なしにそこに着目するのか。なるほどね。

でも一度ここで試させてもらいました。

わたし「公園紹介動画を撮るとして、近場だけだとどの辺に住んでるかバレやすいし、どうせなら『この子のチャンネルに登録したら、沖縄本島内の楽しそうな公園に詳しくなるね』って思ってもらえた方がお得じゃん? だから、本島内の全部の公園を紹介しますっていうシリーズにしたらどうよ」

「いいね!」

いいね、と言わせたわたしは意地悪な笑みを浮かべます。
ここからが試練だよ息子くん。

わたし「じゃあまず、沖縄本島内の公園を全部調べないといけないよ」

すぐにGoogle Mapを開いて検索しようとする息子くん。いや待てって。

わたし「その調べ方だと、全部を網羅することはできないよねぇ」
息子「じゃあどうしたらいいの」

沖縄県のホームページから、41市町村の一覧を出して見せました。

わたし「このうち、15市町村が離島だから、26市町村が本島内の市町村なわけ。北部9市町村、中部9市町村、南部8市町村」
息子「こんなにあるのか…」
わたし「このそれぞれの市町村のホームページで調べれば、公園の名前と住所がわかるから、それをマップに入力したらどこにあるかはわかるよね」
息子「なるほど」(またすぐスマホで検索しようとする)(阻止)

わたし「まぁ待て。最後まで聞け。まず公園の一覧を作らなきゃいけない。家から近い順に番号も振る。どの順番で撮影して、公開するかも計画を立てる必要がある。そうでないと特定されちゃうでしょ」
息子「(真剣な顔で聞いている)(ただし眠そう)」
わたし「それに、今日きみが撮ってきた近所の公園の動画だけど、この公園をお勧めしたいという気持ちはあまり伝わってこなかったんだよね」
(Youtubeで公園紹介動画を検索して10分くらい一緒に視聴する)
息子「なるほど、こういうやつか」
わたし「そういうことよ。何度も現場に行って、どこが一番オススメか自分の中で決めて、そこがなんでオススメなのかどれだけ楽しいのかを表現するためにどう撮ったらいいのかを考えるんだよ。そのために必要なら、自分が遊んでる様子を、お母さん(わたし)に頼んで撮ってもらうこともあるかもしれない。こう言う風に撮って、ってイメージを伝えるスキルも必要」

とまぁ、こんな感じの超面倒くさいことを言って聞かせました。
これで「え〜そういうのは面倒くさい〜」とか「もっと楽して稼ぎたい〜」とか言ったら「じゃあ無理だね」とバッサリ切るつもりで。

わたし「面倒でしょ?」
息子「面倒だけど、楽してもいいものは作れないもんね」

おっ。

わたし「そーね。特に、きみは見てくれた人が楽しくてためになって、高評価つけたくなってチャンネル登録もしたくなるようないい動画を作りたいんだもんね」
息子「うん、頑張る」

よしわかった。
その気持ちを持ち続けるうちは、カーチャン出来る限りサポートするわ。
完璧主義なとこあるし、高校のころ放送部で動画作成したことがあるのもあってちょっとそこら辺うるさくなっちゃうと思うけど、目的は「いいものを作る」だからさ。

そんな話をして、今日は寝かしつけたのでした。

いつまで持続するのかわからないし、わたしが先に弱音を吐いてしまいそうな気がするのですが(正直、息子のYoutube作成に付き合うより自分の創作やれよなとは思ってる)、今のうちしか親といっしょに何かしてくれることもないだろうしなぁ、ということで、息子の熱意が保たれている限り、その熱意に応えようと決意したのでした。

うまいこと相乗効果を得られるといいなぁ…(遠い目)。
個人としてのわたしと親としてのわたしが、脳内で揃ってたそがれ、彼方を見つめております……。

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Asa
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