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2021-035:[33日目]リゼロに学ぶ、主人公を地獄に落とす心構え[あと42日]

昨日に引き続き、「Re:ゼロから始める異世界生活」アニメ2期を視聴しているのですが、1期〜2期通算34話まで見て学んだことがいくつかあったので言語化しておこうと思います。

まず、読者が主人公を好きになって、困難があっても「きっとこの主人公なら乗り越えてくれる」「この主人公なら負けない」と応援したくなるまで、主人公と読者の間の絆を築き上げることが大事だなと思いました。
成長する過程で、自身の弱点と向き合い克服するところを描くのは必須ですが、それを表現するにはどうしても、その弱点、醜さをがっつり描かなくちゃいけない。
「おいおいお前そんなやつじゃないだろ」
ってことを言わせたりさせたりしなきゃいけなくなる。
それを見て「うわぁ」と思えば思うほど、それを乗り越えた主人公はかっこよくなるし、見ている側の主人公への好感度も信頼感も爆増します。
ただ、それはうまく一緒に乗り越えた場合であって、途中で見放されてしまったら乗り越えた先のカタルシスを一緒に迎えることはできません。
この塩梅、学びたいと思いました。

それから、作者は主人公を地獄に落とすことをためらうな、ですね。
「これリアルタイム視聴してたらしんどかっただろうなぁ」という回が、結構長く続いていて、マジでつらかったんですが。
それでも、その回があるからこそ後に続くシーンの重さが際立つ、大事な「つらさ」でした。
作者は、主人公を地獄に叩き落とし、主人公にその地獄から這い上がらせ、読者にストレスとカタルシスを同時に与えるものなんですね…。
とはいえ、わたしもそうですが、今の時代ってただでさえ日常がストレスフルなので、フィクションの世界でまでストレス感じたくないんですけど、っていう人は多いと思います。
物語の質やテーマに合わせて、ストレスとカタルシスのバランスを調整するのも大切なんだろうなぁ、と思いました。

たぶんまだ色々学べるところはありそうですが、まずはリゼロ見終わってからまた考えようと思います。

昨日も書いたけど、インプットしてるとバックグラウンドで自創作の世界構築が進んでいる音がカリカリとしているような気がして楽しいです。
タイムリミットに焦る気持ちはあるけど、負けずに頑張るぞ!

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Asa
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