気分屋な自分に振り回されるのを楽しみたい
どうやらわたしは結構な気分屋みたいだ。
先週のわたしは、ひどい気分だった。
もう本当にすぐいやな気分になるし、5歳のむすこのやることも面白がれず「また怒られた…」としょんぼりさせるし。
世話になっている実家の両親の反応にも、イライラいらいら。
仕事も面白くないし、いつも楽しんでいるソシャゲを開く気も全然起こらない。
しいたけ占いのしいたけさんの本で、おうし座の人は好きなもののことが過剰に好きなので、その好きという気持ちを感じられなくなると不機嫌になってしまいます、みたいなことが書かれていた。
石井ゆかりさんの本にも、いいものも悪いものも、感情が持続してしまうのが牡牛座、と書いてあった。好きになったらずっと好きだし、一度怒ったら怒りがおさまるまで自分でも怒るのを止められなくて困っちゃう、てなことも書かれていた。
なるほど。
あんまりにもいやな気分だし、むすこも可哀想だしで、土曜の夜、寝る前にむすこにお願いごとをしてみた。
「お母さん、自分でも怒った気持ちをなかなか直せなくてごめんね。それで考えたんだけど、怒った気持ちを直すのに、むすこのほっぺたさわって落ち着くか試してみたいんだけどむにむにしていい?」
むすこはちょっと口元をもにょもにょさせてニヤニヤするのをごまかしたあと、いいよ〜と言ってくれた。
むすこのほっぺはすべすべでやわらかい。赤ちゃんのころとは違うさわり心地だけど、気持ちいいしいとおしいのは何も変わらない。
あ、落ち着きそう…と思ったら、20秒もしないうちに
「おかあさん、怒った気持ちなくなった?」
とむすこが確認してきた。
「うーーーーーーーん、そんなにかんたんになくなるならこうしてむすこのほっぺたさわってないなぁ…もうちょっと触らせて」
「しかたないなぁ」
そんなやりとりを何度もくりかえしているうちに、トゲトゲした声がだんだんやわらかくなっていくのを感じた。むすこもそれを感じたらしく、うれしそうにしている。
あぁよかった、と思った。
こんな自分でもどうしようもないくらいチクチクとげとげした状態から、少しでもフラットにもどる方法が見つかって、ほんとうによかった、と思った。
そして、そのチャンスをくれたむすこに心から感謝した。
むすこが言ってくれる、やさしいおかあさんがすき、ということばを、もっともっと実現させたいと思った。
今ふりかえってみると、たぶん先週の自分の状態は生理中の最後のホルモン大暴れ週間だったのだと思う。
その前の週からゆるやかに不機嫌になっていったし、少しずつ向上心とかやる気とか前向きさが減ってたなぁ、と考えると、やっぱりPMSだったのかな、と分析する。
とはいえ、定期的にホルモン大暴れで不機嫌になるのは嫌なので、せめて気分の乱高下を楽しんで、ごきげんを自分で保ち続けられるようになりたい。
気分の波とごきげんを両立する方法を見つけよう。
もしそれが無理でも、わぁ今わたしったら気分が下降してるぞ! って面白がれたり、早めにむすこにほっぺたムニムニさせてもらったり、おいしいものを作って食べてとっとと寝るとか、自分にとっての特効薬をすぐに用意できるようになりたい。
2018年の抱負は「ごきげん時間をより多くもつこと」にした。
※この本文は、今年の1月15日に書いて下書きに入れたままになっていた文章です。結局このあと、ごきげんを保つ、というのが自分にとって簡単じゃないことを痛感したし、むすこは6歳になり今月から小学生になりました。むすこのわたしへの対応もずいぶん変わってきたので、ごきげん時間をより多く保つためにどうしたらいいか、引き続き考えていきたいと思って備忘録的に投稿します。
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