私は私が生きていることを
証明できない。
冷えた足で大地を踏みしめると、足の裏から私の毒素が大地に流れ出る感覚になる
近所に、桜並木がある。
往復して30分ぐらいの距離。
もう、葉桜。
老夫婦が手をつなぎ、桜をバックに赤ちゃんを撮影し、おじいちゃん3人組がアイスクリームを食べ、若い女性が昼間からお酒を飲んでいる。
みんな、マスクをつけながら桜の下を静かに散歩している。
この桜並木は、地元の隠れた秘密の道。
散歩で、心が洗われる
散歩は、運動じゃなくて瞑想だ。
散歩が、夢と現実の境目を無くす。
桜並木、春の心地よい日差し、
天国なのかなと思うくらい心地いい
私は、私が生きていることを証明できない
微睡んでいく
すべて、愛が解決するんだよとか
そんな、超越的な思考回路に陥って、今抱えているものが、どーでもよくなっていく
私は、生きているのかな
私は、私が生きていることをどう証明するんだろう
桜並木に問いただされる
何を求めていきてるの?