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ワーママ39歳、労働力を「消費」から「投資」にシフトする。
列車に乗っている時は速すぎて、見えるけれど見渡せはしない外の景色。降りてみると、広がる風景、澄んだ空気、感じる匂い。五感が研ぎ澄まされていく。
突如訪れたサバティカルリーブ中、会社には戻らないと決めた話。
休暇1週間後、「問題の上司の、さらに上の上司」との面談。
「考えましたが、やはり退職させていただこうと思います。なぜならば〜」から始まり、心の整理がついてしまった話をする。
様々な角度から引き止めに合うも、私の中で瞬時にカウンターが浮かぶ(もちろん皆まで言わないけど)
「もったいないよ」
→それ、あなたの価値観ですよね?
「まだまだ活躍できるのに」
→でもこの会社じゃない場所で活躍したいんです。
「会社のカルチャーが合っていたから12年も続いたんだよね?」
→そうですね。でも、12年でお腹いっぱいになりました。
何を言われても、私には響かず。(もちろん引きとめてくれたことはありがたいとは思っている)
そもそも上司が言っているのは
私を「労働力の使用価値」としてしか見ていない。
私は労働力を「消費」するのではなく、「投資」していきたいのだ。
「時給は高いが、50歳まで続けるつもりのない慣れた仕事」
vs
「一時的な時給は低いが、年々成長する長期資産を作る仕事」
社会人経験を重ね、キャリアを築き、ある程度の経済的安定と守るべき家族を持った今。限りある健康寿命の中で、まだ見ぬ新しい自分に出会い続けたい。
そんな私が選ぶのは、間違いなく後者だ。
(この考えに至った参考文献は以下。)
著者は本の中で以下のことを言っている。(引用:P257)
「人は、1年でできる事を過大評価し、10年でできる事を過小評価しすぎる」
まさにそう。上司に取ればたかが1年かもしれない。
でも、39歳ワーママの私の中では、大事な10年後の未来のための1/10なのだ。
これから10年試行錯誤してセカンドキャリアを築いたら?
49歳の私は、きっと後悔しない自分になっているはず。
(すでにやりたいことはいくつかある。追ってNoteに書いていこうと思う)
さて、退職届を受け取ってもらえる日は来るのか。。(つづく)