自分軸の作り方#82 ちばやよいさんの「反省文の害」というnoteを読んで思ったこと
私には、こどもが学校に行けなくなった時期がある。
夫が東京に転勤し、新しい環境に移り、子どもたちは明らかに不安そうで
緊張していた。
私も子供たちが心配だったので、できるだけPTA の役員とか、学校で募集しているボランティアに参加して学校の様子を見に行くようにしていた。
以前からnoteにも書いてきたけれど、
学校の先生の中に、すごく昭和的な
「子どもを甘やかしたらロクな大人にならない」と信じているタイプの人が結構いるなあと思っている。
参観日には すばらしい授業を展開し、保護者会ではしっかりした印象で
穏やかで、若干保護者に媚びてる感じがするくらい
笑顔でお話されているのだけれど
子どもたちの前では、カリカリしていて
「ちょっとあんたたち!ちゃんとしなさいよ!!」と
ビシバシ言っていることが
ちゃんとした教育だと信じているように見える。
例えていうなら、軍隊っぽい。
号令でピシッと動く子どもを作り出そうとしている感じがする。
それが秩序で、正しいことだと信じているみたい。
そういう先生の多くは大ベテランで、
若い先生たちは何も言えない雰囲気あって
副校長の次くらいに位置する何かしらの責任ある役職がついていたりする。
スクールカウンセラーに「あの先生の言動は、
パワハラと感じます」と
何度か相談したこともあるけれど、
週に1~2回くらい巡回してくるスクールカウンセラーのほうが
ずっと立場が弱いのだろう。
話を聞いてくれて、
「状況を確認しますね」と言われたとしても
具体的に何か返答してくれたことは、一回もない。
(一般企業ではありえないことだと思う。
一般企業じゃないからかもしれないけど・・・
モヤモヤ。)
noteに記事を書いていらっしゃる多くの先生たちは
現在の教育制度に何かしらの問題を感じたり
子育てをしている保護者に、子どもの成長のためにこうしたほうがいいんじゃないかというヒントを教えようとしてくださっている
あたたかみのある方々だと感じている。
子どもをピシッと動くようにすることが正しい姿だと
信じて疑わない先生の意識を変えることって、
できるのかなあ。
こんなことを急に考え出したのには理由がある。
昨日 ちばやよいさんの「反省文」シリーズのnote記事に出会って、
いろんな思いがふつふつと湧いてきたのだ。
この記事を読ませていただいて、
やよい先生の対応に、ものすごく感動した。
よかった、ヒトカゲくん!
《やらない》ではなく《できない》と考えよう!という
先生に出会えて、学校が過ごしやすくなっただろうな。
わたしも、誰に対しても
《やらない》ではなく《できない》と考えられるように
気持ちを整えていこう。
そう決意をした。
(ちば やよいさんの反省文シリーズ①~③も、
すごくたくさん気づきを与えていただける記事でした!)
そして ふと
子どもたちの通っていた公立小中学校を思い出したのだ。
この記事に登場するルミ子先生みたいなタイプの方は、
私の住む地域の公立小中学校には複数名いらっしゃって
子どもがのびのびと成長することよりも
学校の伝統であるとか
学校の風紀・評判・偏差値であるとか
そういうことを最優先に考えているように見えた。
でも、あんなにカリカリしているっていうことは
自律神経のバランスを崩している兆候だと思うし
なぜバランスを崩しているかというと、
きっと、何か強い不安を感じていて防衛反応が起きているんだろうな。
自律神経が、「たたかう」モードになっている。
保護者の中にも
優しい先生ばっかりになったら、
子どもが自由奔放になって
収集つかなくなるに違いない と思っている人がいるんだと思う。
以前、保育園に対して不満を持っているママの話を聞いた。
保育園で、他の子に噛みついちゃう子どもに対して
保育園の先生は「噛みつきたかったのね」と言って、叱らないんだよ!!
おしりを叩いて叱って、悪いことだとわからせてくれたらいいのに!
「受容」をはき違えている!!
と、お怒りだった。
その時のわたしには、そのママが怒っているのを
うっすら笑顔で聞き流すしかできなかった。
今、チャイルドシッターの仕事をしているけれど
厳しく躾けをしているご家庭がある。
在宅勤務のママやパパのお部屋の隣でシッティングしているときに
女の子が楽しくのびのびと 私によじ登って遊んでいる姿を見て
「コラ!!何やってんの!そんなことしたらダメでしょ!」と
叱るママやパパが
一定数、いる。
いやいや、こうすることで体幹を鍛えられるし
運動すると脳も鍛えられるし、
これはすごくいい遊びなんですよ!!と説明をするのだけれど
「ふだんからお転婆で困る。」
「私はおとなしい子だったから、こんなに動きまわって、ずっと喋ってると、おばあちゃんが嫌がるんです・・・」と、
三歳児さんを、静かにさせたがる おうちの方もいる。
発達特性や個性を受け入れる時代が始まっているとは思う。
けれど、時代が変化しても気持ちの切り替えの難しい人だっている。
多分、自分自身が厳しく躾けられてきたんだろう。
子どもにワガママを許して、甘やかしてたら
将来、大変なことになる!と
本気で心配している人の
将来への不安が、
イライラとなって子供にぶつけられることだってある。
ルミ子先生は、自分の方針を貫くことができなくなった後
穏やかに過ごせただろうか。
参観日に、
他の子と一緒に行動していないヒトカゲ君を見て
先生の指導力不足だと
誤解する保護者はいないだろうか。
この時代の変化に
気持ちが追い付かず
不安でイライラしている大人たちは
甘やかしていたら大変なことになるのに
なんでわかってくれないんだろう、と
焦りや孤独感を感じているかもしれない。
こうして、noteを綴っていて思うことは、
共感してくださる方は
すでにそのことの大切さを知ってる方だということ。
子どもの個性を認め、
長所に注目して伸ばすことを
《やらない》ではなく《できない》大人たちの
不安をなくすためには
何ができるんだろうか。
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