鶏の照り焼き
鶏肉 オリーブオイル
キッチンペーパー (焼いてる鶏肉の脂を吸わす)
ヘルシービネガー (はちみつ りんご酢)
すだちポン酢
2024.8.4 (日) 午前5時過ぎ 27℃
日の出前の街へ。
黒い帽子型ヘルメットと24インチのバーガンディカラーのママチャリで、東へと進む。
目にも新鮮な、やわらかな光量の朝の始まりの世界のなか、建物ひとつひとつに目を向ける。この静かな道のスカスカした感じも目新しい。排気ガスの臭いを感じないのに気付く。
交通量のあるなしによって、こうも優しい穏やかさがある事も知った。ジョギングや犬の散歩の人がたまに通るだけの歩道は、私がのろのろ走っていても悠々として何者にも遠慮なくいられた。
途中北へ折れて、橋を目指した。そもそもの目的は橋を渡るコースを自転車で走りたいという、思いつきであり、ちょっとしたチャレンジのような気持ちからだった。
鬱積したエネルギーをどうにかしたいと思い、とりあえずこぎ出した。
橋の上の歩道で自転車を止めて、小さく昇る赤い太陽を見た。川からは潮の匂いが満ちていて、私はしばらく景色の中に佇んでいた。
車ではとうてい味わえない時間感覚や浮遊感を楽しみつつ、その後4つの橋を越えて、気温も30℃になり、交通量も増していき、1時間半の朝活は終わった。
最後の橋の上ではウォーキング途中の、似たような年齢の女性が挨拶をしてくれたので会釈で返した。
この自転車朝活から2週間経って…まだそう遠くない夏の記憶のつもりが、いつしかセミの鳴き声が減ってゆき、新米を買い求めたりと、日々同じようでいても、小さな日常も動いて重なってゆく。