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母、泡立て器を探す。

「泡立て器どこやったの?」
と土曜の夜、母から入電。

実は母が通所リハビリに行く土曜日に、清掃業者さんに入ってもらった。
まずは水廻り。
キッチン、洗面、お風呂、トイレ2箇所の徹底清掃。
見積もり時に1日では終わらないとの業者さんの判断で、2日に分けての作業となる。
1回目は5月の第4土曜日。
8時半から9時の間に入りますとの連絡を受けたので、ワタシは母宅に8時過ぎに到着。
前回の下見の時には、ワタシが先導して案内したので、道をナビなどに記憶させておらずだったようで「迷いました」と入電。
あらら。
広めの道まで歩いて出迎える。
この時点で8時50分。
その日は9時半から失語症者支援が入っていたため、挨拶だけして現場を後にする。
失語症者支援(と言ってもワタシは今回もカメラマン。市内散策だったのでいつも以上に動いた)が終わって、お昼過ぎに再度母宅へ。
3名での作業風景を見つつ、代表者さんに説明を受ける。
精鋭を揃えたとのことで、この時点でかなり進んでいる。
とは言え、母宅のゴミはいまだに大量。
キッチン周辺にあったものは、作業中、横にのけてあったが、ワタシの目からしたら全てゴミ。
打ち合わせで、不用品の処分もお願いしてあったので、ほとんど処分対象。
作業のお邪魔になるだろうからと一旦自宅へ帰り、午前中の写真データをiCloudへ取り込みつつ仮眠。
iCloudの容量が少なくなっている影響か、データの読み込みが遅くて作業効率悪し。
データ整理しないとな。
と思って半年以上過ぎている。

母宅のゴミもこれと一緒なのだろう。
片さないとなと思いつつ、体が動かないからと後回し。
ただし母は元々整理整頓が苦手。
物がどんどん溜まっていく一方だ。
どこかで決壊させなければ。

母が探していた泡立て器だが、多分、ワタシがゴミと判断したモノの中に紛れ込んでいたのであろう。
清掃業者さんに処理をお願いしてしまった。

泡立て器を何に使うのであろうか?
米とぎ?
母の食生活を見る限り、それぐらいしか思いつかない。
米とぎと言えば、母が米のとぎ汁をボールにとって残しているのを何度も捨てた。
どうやら以前、関わっていた活動で米のとぎ汁を使って何かを作る担当になっていたらしく、それを続けなければと思っているようだ。
大量にとってあったペットボトルはそれを保管するためだったのであろう。
(ペットボトルは早々に捨てた。でもその後に買って飲み干したペットボトルをどこかに隠しているかもしれない)
今は他の方が引き継いでいるので不必要なのだが。
何度言っても聞く耳を持たずで、気がついてはワタシが捨てている。
先日捨てた時は「植栽にあげるからいい」と言ったが、いつそれを実行するかも疑問だし、これからの時期、虫が湧きそうだ。
ちなみに植栽周辺は雑草だらけ。
(いつか草刈機で刈って、除草剤をまく予定だが、まだ庭まで手が回らず)
ネットで調べたら、ある発酵液を作っていたようだが……。
臭いのか? 臭いのだろうか? それもひとつの要因か? と頭ぐるぐる。
そう言えば、6年半ほど前の父の法要前に、小汚いペットボトルの中身をガンガン捨てたのを思い出した。
あれがそうか。
いずれにしてもこの習慣、不必要なのだから、もう止めようよ。

清掃業者さんの1回目の作業は、予定通り16時すぎに終了。
ぐるんと見回すと、やはりキッチン周辺のゴミが気になる。
ふと手に取った調味料たちの古さが気になる。

明日来るか。

日曜の午前にパパを伴って向かう。
パパは室内の臭いが無理らしく、屋外で待機。
何から発せられた臭いかは不明だが、ひどい臭いだ。
原因は各所に放置してあった腐敗した野菜などかもしれない。
この日も玄関に放置してあった大量の腐った柑橘類を持ち帰った。
臭いはカーテンにまで染みついている。
日焼けで繊維が裂けているカーテンは全とっかえするとして、徹底的な室内清掃を施さないと取れない臭いなのだろう。

汚れが気になっていたキッチンマットを取り替えて、期限切れの調味料などを回収する。
まだいっぱい回収せねばならないものはあるが、一度にはできない。
回収した調味料なども、中身を取り出して、容器を洗ってとパパと二人がかりの作業だ。
それでもホームヘルパーさんが週2で入ってくださり、整理整頓や清掃をしてもらえたから、処分するものは少なくなっている。

今週末も水廻りの清掃に業者さんが入る。
その際にLDKの紙ゴミを片したい。
パパも重い腰をあげて、来週は付き合うと言ってくれた。
どこまで片せるか? ではあるが、一人より二人の方が気持ちも軽くなる。
ラテックスグローブとスリッパ、そして着替えは忘れずに持参しよう。
大量のコーヒーも。

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