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また痩せた 入院編 太りたい倶楽部

かなり強い痛み止めを点滴で流して貰い 強い痛み止めを飲む
頭はぼーっとしドロドロの感じでベッドに沈み込む ぼーっとしながら目が覚めた白い灯り白い壁ピコーンピコーンと機械音
やっぱりそこは病院だった 夢じゃないんだ現実だ 今は何も考えられないただ痛みから逃げ出していられるだけ幸せだ
後少し後少しだけ眠らせて
ホッツさんと呼ばれ 目を開けると手術の執刀した先生他何名かに囲まれていた お疲れ様でした管は良い位置に入ったので暫く様子を見ましょう他にも何か喋っていたが痛み止めが効いてぼーっとした頭には入って来なかった 次に目が覚めた時自分の背中右側から出たドレーンの先には旅行で使うコロコロ引っ張るスーツケースほどの大きさの機械が2つ1つの管に1個ずつ付いている この機械が少しずつ肺から汚れた体液膿を吸い出すようだ 管には体液が見えていてまた機械の前面には吸い出した体液が溜まっているのが見えて気持ち悪い色をしている何か嫌な眺めだそこまで確認した頃また目を瞑る 
やはりあまり記憶はハッキリしない実はこの2度目の手術が入院10日目時間はあっという間に過ぎている10日間があまりに早く薄いICUは何故かTVが無料で見放題だ、だから1日中つけっぱなしでぼーっと眺める夜も音量は下げて画面は消さない家にもないテレビ ただ眺めて時間だけが過ぎる1度も笑わなかった 携帯も隠し持ってきて使えるけど何か見ようとかしようという気力が湧かない 自分が動けないからオムツや下の世話をしてくれる看護師には頭があがらず何も言えない楽しみは点滴に入れる痛み止めで天国気分で休む事 ICUは居心地が悪い忙しいし看護師の気分で雑に扱われても何も言えない ストレスからか5日も便秘で苦しんだ 良いよオムツにそのまま出してって言われてもまず横になったままできない 尿瓶を使えるように早くなりたかった置いてあるのにまだ体も動かず使えない濡れたオムツが気持ち悪い 看護師の顔色を伺って言えない時もある 兎に角変な気を使って時間がなかなか過ぎない1日が長かった
ICU6日目 一般病棟に戻れる事が決まったやっと笑顔が見れるとても嬉しかった 体重は腹水が溜まり46kgだった入院した時は42kgだったから腹水で4kg増えていた
溜まっていたのが腹水というのは後から分かった事でなんでこんな急に体重が増えたのかもわからなかった 一般病棟に戻り少しホッとしてストレスが減ったのか腹水は消え体重は41kg 下剤を飲んで7日ぶりに看護師がオムツを覗きこんなの見た事ないっていう程大量の運子様が出た時は体重38kgまで落ちていた 入院して半月程で5kg弱痩せて人生初の30kg台に突入した 男で30kg台は本当にガリガリで力も沸かず少し動こうとするとすぐ息があがってしまう 燃料切れがとてつもなく早い 初めての事にとても不安になった ホッツ只今の体重38kg 続く

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