マイクロン・テクノロジー(MU) 24Q2決算速報
企業概要
メモリおよびストレージ製品の設計、製造、販売。
🔸DRAM(ダイナミック・ランダム・アクがセス・メモリ半導体)
🔸NAND(不揮発性で再書き込み可能な半導体)
🔸NOD(高速読み出しが可能な不揮発性再書き込み可能半導体)
決算数字およびガイダンス
24Q2
⭕️売 5.82B$(予5.35), YoY +58%
内訳 +53%
DRAM +77%
NAMD +15%
⭕️EPS 0.42$(予-0.24), YoY黒字転換
営業利益率 4%, YoY +69pts
Q3(ガ)
⭕️売 6.40~6.80B$(予5.35)
⭕️EPS 0.38~0.52$(予0.21)
営業利益率 中央値で12%, YoY +51pts
トピックス
🔸四半期配当 0.115$/株
市場分析
マイクロンの分析は市場全体を知るのに役立ちます
データセンター
🔸2024年のサーバー総出荷台数は業界全体で1桁台半ば~後半の成長見込む
🔸AIサーバーの力強い成長と、従来型サーバーの緩やかな成長への回帰
🔸HBM
・量産開始、HBM3E から最初の収益を計上
・競合他社のソリューションと比較して消費電力が30%低い評価
・NvidiaのH200 Tensor Core GPUの一部となる予定
・2024年度売上は数億ドルを見込みQ3から粗利に貢献
・2024暦年では完売、2025暦年で供給量の圧倒的多数を占める
・HBMのビットシェアは、当社DRAM全体ビットシェアと同等になる見込み
・DRAMおよび全体的な粗利益率はQ3から上昇すると見込む
PC
2024年の販売台数は1桁台前半の緩やかな成長が見込まれる。
次世代AI PCが増加、2025 年にPC 総台数に占める割合が拡大すると予想
🔸CESで業界初の低消費電力LPCAMM2を発表
PCモジュール用に64GB、サーバーモジュール用に128GBの最大容量を提供するモジュール型フォームファクターを採用し、高い帯域幅、低消費電力、フォームファクタの小型化など、多くのメリットをもたらす
🔸今期232層ベースのCrucial T705 Gen 5コンシューマー向けSSDを発表
大手出版社より最速のM.2 SSDとして評価され複数のエディター・チョイス賞を受賞。QLC が当社のクライアント SSD 出荷台数のほぼ 2/3 を占めるようになり、マイクロンはクライアントQLC SSDのリーダーの地位を確立した。
モバイル
🔸スマートフォンの販売台数成長率は1桁台前半から半ばになる見込み
🔸AI搭載携帯電話はAI非搭載のフラッグシップ機と比べ、DRAM搭載量は50~100%増加すると予想
🔸DRAMについてはLP5x 製品のサンプル出荷を開始、フラッグシップスマートフォン向けに、消費電力を改善しながら業界最高性能を実現
🔸NANDでは第2世代の232層NAND UFS4.0デバイスを発表
オートモーティブ
🔸インテリジェント化とコネクテッド化が進むデジタル・コックピットの最も先進的な機能を推進するパートナーと共に力強く成長。レベル2+のADAS機能の採用は勢いを増しており、車両あたりのコンテンツはさらに拡大。
一般産業
🔸メモリのファンダメンタルズも健全であり、ディストリビューターの在庫、帳簿、需要の可視性が改善し、特に最先端ノードを搭載した製品の供給が逼迫していることから、価格面でのメリットも出ている。
株価と株価収益率(PER)
PER(TTM)10倍, (FWD)N/A倍
時間外株価 +15%📈
ひとこと
売上、利益ともに力強く回復している。需要の見通しも改善を期待できます。株価も直近高値をブレークしていく面白い展開になりそう。
一次情報はこちら👇
決算プレスリリース
プレゼン資料
https://investors.micron.com/static-files/c531bd08-22cd-4d6b-9540-f8aa72459716
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