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​新しい取材様式

(当記事は2021年5月26日に書かれたものです)

この度「縁結び大学 デート学部」というところからメールを受信しました。

「出会い系」とかそういう類の迷惑メールだと思い削除しかけたところ件名が「オンライン取材のお願い」とあって慌てて踏みとどまりました(笑)。

読んでみると確かに「男女の出会い」や「デートの時のおすすめのお店」等がキーワードではあるのですがいたって真面目なサイトで一日に約3万人、月間にすると実に100万人が訪れるメガサイトでした。


この手のものに費用もかからず掲載されることはもちろん有り難いことなのでお受けしたのですが、今回のこの取材は文字通り「オンライン取材」つまりあらかじめ質問や写真添付のフォーマットがあってそこにこちらが回答及び画像添付していくというものです。

先方の担当者とはアポの電話もありませんし一度もお会いすることなくサイト掲載ということになります。

これからの「新しい取材様式」はこの手のものが増えていくことが予想されます。

お互いに時間も取られず効率的であるとも思います。


事の是非は置いといて、皆さんはこのような取材に対応していくことが必要となっていきます。

店舗サイド、即ち皆さんが準備しておくことが大きく2つあります。

それはまず1つ目は「コンセプト、メニュー、他店との差別化」等のお店にまつわる様々な引き出しを常に整理(短めに的確な文章で言い表しておくこと)し、いつでもどこの引き出しからでも出して回答できるようにしておくこと。

2つ目は「お店の写真をしっかりとストックしておくこと」です。

1つ目の「引き出し整理」に関してはオンラインではない定番の取材にも必要不可欠であります。

逆に言えばこれら「コンセプト、独自性のあるメニュー、他店との差別化」のないお店にはそもそも取材のオファーすらないとも言えますが、もしあったとしてもそれをこちらが表現できることが大事です。

リアル取材の場合ライターさんに訊かれてそれに答えていくのでいいんじゃ?という人もいるかもしれませんが甘いです。

というのは、失礼を承知で言うとライターさんというのはプロの物書きとは私は思っておりません。

そもそもライターさん側だって思っていないでしょう。

取材したことをまとめ上げる能力も千差万別だと思います。

とりわけこちらが「出来ればこういう方向で書いてほしい」と思ってることがあるならば、まずはこちらが端的にまとまったフレーズで取材に応えてあげるとそのままその表現が使われる場合が多いものです。


さて、今回はそんなわけでリアルの取材ではなくアポから完成まで全てがオンライン上で完結する取材だったわけですが、今回ここでその取材質疑書及びこちらからの回答も載せたものを貼り付けておきますので参考にしていただけたらと思います。

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