ただいまが聞こえる祝いのおしごと。
独立してからあらためてこの仕事が好きだなと思う。
前職のレストランウェディングでも勿論そうだったけど、今はわたしが直接つながりたい、この人にやってほしい、という人に仕事をお願いして、一緒に結婚式に関わる諸々や、Vow renewalを施行している。
人をお祝いするとき、参列者だけじゃなくて、関わる全ての人の顔がほころぶから、みんな優しいまなざしで見つめるから、この仕事が好きだなと終わってじんわり感じるのだ。
勿論お仕事だから、きれいなことばかりではないし、うちの場合、会場を持っているわけではなく、どんな場所に想い出があるか、どういう状況でやりたいか、等で会場となる場所とつなげていくから、ガッツリ会場をもって、常に流動的なウェディングビジネスに身を置く方からしたら、『なに夢見る夢子ちゃん語ってるねんワレ』と思われるんだろうな…とは思うものの、それを実践していた前職Casablanca françaiseからその意識や感覚は変わっていない。ある意味そこから得たよろこびを、自分なりに引き継いだものだと思っている。
今回はアトリエを借りてのヘアメイクとなったのだけれど、両隣の理美容のおばちゃんも、上のばあばに会いに来たお孫さんたちも、知らない人が見に来てかわいいねの連発だった。
白無垢で一般の道を会場となった古民家結水荘まで歩いていくときも、迷惑がらずに見守ってくれていた。
結婚て、そういうもんだと思うのだ。
しらない人が、『あ、結婚式してるんやね、素敵やねー』と、ふと見てくれる、町の人が快く迎えてくれる。それこそが二人の門出を祝うのに、一番ふさわしいことだと思うのだ。
大きくて滝が流れるチャペルでなくても、駅地下で交通の便がよくなくても、盛大なサービスができる大企業の会場でなくても、二人が選んだ場所で二人が決めた伝統的な衣装を身にまとい、深呼吸をして、外に出た時に、道行く人がおめでとうを心から思ってくれる。
しらない誰かがあなたにいうおめでとうは、きっと心がここに帰ってくるきっかけになるに違いないのだ。
おかえり、と言える結婚式がわたしはしたい。それが前撮りひとつとっても。
聖地巡礼とばかりに、想い出の場所にいき、記憶にある人にあい、時を経たまなざしは、さらに自分たちを家族に近づける。
家族のはじまり。イニシャルを分け合う儀式。
その一番身近な立ち合いとして、わたしの仕事はあるのだ。
#Vowrenewal (丹波春日本上田邸でのムービー)→ https://youtu.be/NAea4lIqj9I
Polarisの結婚式、バウリニューアルのサイト【Polaris la cachette】→
cafe-deli-polaris.jimdofree.com
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