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はじめまして。Cafe Cross Pointです。

Cafe Cross Pointを運営してきた中で経験してきたことや感じたことを書きますよ。と言った所で「そもそもどんなお店でどんなことをしてきたの?」という方も多々いらっしゃることでしょう。
ということで、プロフィールがてら今のお店の紹介と今までの足跡を振り返ってみようと思います。はじめましての方もこちらを読んで頂けたら何となく分かるかと思います。

〇高円寺のブックカフェ Cafe Cross Point
https://www.cafecrosspoint.jp/

ブックカフェとレンタルカフェ/レンタルスペースが「両輪」のお店

単語でまとめると「カフェ」と「スペース」。この2つをそれぞれサービスとして2019年から分けて運営しています。

本とコーヒーとシフォンケーキの「ブックカフェ」

カフェは「ABC and C.」という言葉をサブタイトルにしています。
A = Art
B = Book
C = Chiffon cake
and
C = good Coffee
看板やSNS等には「コーヒーとシフォンケーキが美味しいブックカフェ」といった触れ込みで記載することもあります。最初にArtが入るのは、ブックカフェになる前はギャラリーカフェとしてアート作品を展示するスペースとして運営していたところから来ており、現在も作品展示は可能です。
そのような成り立ちもあるので、置いてある本のラインナップも写真集やデザイン、アート系、絵本など、どちらかというと芸術寄りのものが多いですね。
以上のようにABC and C.に触れる時間を楽しめるカフェとして営業しています。

ブックカフェの空間を好きなように使える「レンタル」

もう一つのレンタルカフェ/レンタルスペースは2019年より本格的にスタートしたサービスです。
これまでも貸し切りでのご利用はありましたが、それを更にバージョンアップし「レンタルスペース(場所貸し)」だけでも使っていただけるようなルールにしました。(それまでは飲食をしないと予約が取れないルールでした)
簡単なミーティングからボードゲーム大会、ワークショップやセミナー、ブックカフェの雰囲気を使った写真や動画の撮影など、幅広くご利用頂けます。
また、レンタルカフェはそれまでできなったキッチンを含めた利用を可能にすることで、自分のカフェを一日だけ開いたり仲間内のパーティーを自分たちで料理をしながら楽しんだりということができるようになりました。
これからはレンタルカフェを使ってご自身のお店を実際に作る前の練習場所だったり試行錯誤をする上で実践をしてみる場所として、CCPを使ってくださる方へのサポートというのも視野に入れてやっていく予定です。

営業開始前から今に至るまでの歩み

それでは営業開始前から2019年現在に至るまでどんなことがあったのか、お店の(あまり更新頻度の高くない)ブログをざっくりまとめてみました。

https://www.cafecrosspoint.jp/blog/

歩み 2010年「準備」

いつかやりたいな…と朧気ながら思っていたカフェの仕事。色々なタイミングが重なり、いっちょやってみっか!となったのが2009年。
そこから少しずつ調べたり動き始めて、2010年より本格化させる。まずはカフェ開業に関する学校に行きつつ、前職のお仕事に区切りをつけること。
そして区切りが付いたら、ひたすら頭と身体を使って構想を練り、場所を探し都内を彷徨い歩くことに…。この時期をとりあえず一言で表すなら「心折れそうなほど大変」。

歩み 2011年「始動」

ずっと場所探しをしつつあーでもない、こーでもないと探し続けて約一年。ようやく「ここなら!」と思える場所に出会う。そして契約。
のすぐ後に東日本大震災発生。色んな意味でそれどころではなく、建材なども復興の方へ優先的に流れることになり「トイレの建材がなくて…」といった状態になる。
何とか形になり、自らの手でできそうな内装は自分達でやり(たくさんの友人に手伝ってもらいました。感謝。)、なんとか5月末には箱として出来上がる。そこからインテリアを入れたり実際に厨房を使って試作をしたり…。何とか目途が付き、6月14日にプレオープン。時短で2週間ほど営業し、7月1日にグランドオープンとして正式にスタートする。
とにかく毎日新しいことが起きる感じで、私と妻二人ともてんてこまいになる。正直この頃の記憶はあやふや…。

歩み 2012年「1歩1歩」

少しずつ自分達でできること、今すぐにはできないことなどを手探りで確認しつつ、日々試行錯誤を続ける。
初のオリジナルアイテムであるマグカップを作ったり、兼ねてからの目標だった外部からの展示依頼も動き始める。
この年の夏の終わり頃、フラッと訪れたInstagramersJapan代表えんぞうさんより「このお店が気に入りました。1年間、毎月展示やりたいんすけど。」と相談されて「この人…本気?」となる。実際マジで1年やり続ける。すごい。ここから展示がものすごい勢いで加速する。

歩み 2013年「充実」

細かくサービスを追加して「できること」を増やしていった一年。より場所としてのクオリティを上げるように努める。
また、この年はピアノコーラスグループのPsalmさんやバンドネオン奏者の早川純さん、ギタリストとして超大御所の山本恭二さんなど名だたる方々のライブなども開催され、カフェの認知度が少しずつ高まる。

歩み 2014年「出会い」

InstagramersJapanさん主催によるInstagramersFileの出版やStoresjpによるECサイトの立ち上げなど年明けから攻める。
そしてCCP企画コンテンツ「Book*Book」をスタート。これはCCPとご縁のある方におすすめの本を紹介してもらおう、というもの。CCPのコンセプトでもある「出会い」を「本」という物を通じて楽しんでもらえたら、と思って知り合いに文章を依頼し掲載。
これは一旦休止しているけれど、またいつかやりたいと思っていることの一つ。今のブックカフェもこの時の面白さが原体験になっている。

歩み 2015年「節目」

丸4年目という節目に向けて、何か大きなことをしたいな。
ということで、デザインTシャツの制作・販売を手掛けているHoimiさんとのコラボレーション企画で「CCPオフィシャルTシャツ デザインコンペ」を開催。賞金付きのデザインコンペで1次審査をWeb上で、2次審査をお店でと2段階で審査する大掛かりなイベントを開催。
一次審査ではのべ160ものデザイン案が集まり、沢山の方に投票頂く。この結果とCCP側の審査により15着が通過。2次審査は実物をお店に展示して、ご来店された方に投票していただき、上位5着がオフィシャルTシャツとして決まる。これは今でもスタッフが愛用している大切な5着である。

歩み 2016年「日々勉強」

前職は全く違うことをしていた二人。これまで試行錯誤しながら経験を積んで来たけれど、経験だけに頼ってはいけないしこちらが言うことにもっと説得力が必要だよね。ということで座学。店主はフードコーディネーターとコーヒーマイスター。妻は調理師免許。それぞれ勉強し、合格・取得する。知識を得ることで自信が付く。
また4周年の際に作ったTシャツをメインにしたフォトブックを制作。ご縁のあるフォトグラファーの方々にご協力いただき、「Tシャツのある風景」が素敵な作品として仕上がる。
ここまでにCCPで開催してきた展示は100をゆうに超える。

歩み 2017年「大転換」

5年半続けてきて色々思うことがあり「ギャラリーカフェ」から「ブックカフェ」へ方向転換する。年末年始の休みを使って大掛かりな本棚の作成など行う。
それと時を同じくして妻の妊娠も分かり、ブックカフェの充実と共にプライベートの新しい生活に向けて準備がスタート。
夏の終わりに無事息子が誕生。時短での営業など、具体的に新しいお店の形態と生活が動き始める。

歩み 2018年「試行錯誤」

新しいポイントカードのサービス兼お知らせ用としてLINE@を導入。
またECサイト限定のコーヒー豆ラベルの制作をスタート。春夏秋冬で12枚作ることを目指す。
夏にインドネシアから撮影しに来た方々がCCPを気に入ってくださり、「Abdul & The Coffee Theory」というバンドのMV撮影でCCPを利用。MVにもばっちり登場する。
ブックカフェとしてのメニューやサービス、プライベートの新しい生活の中でどういった形にすべきかを試行錯誤する。

歩み 2019年「新しい一歩」

レンタルカフェ/レンタルスペースのサービスをスタート。場所貸しのサービスをより充実させ、新しいお店の利用スタイルの確立を目指す。
また、カフェ営業は基本的に店主による完全ワンオペに変更。それに合わせた営業時間やメニュー構成など、この点でも大きく新しい一歩を踏み出す。

コンセプトは変わらず。ただし留まらず。

オープンする際に決めたコンセプトは「気持ちが動くに出会うカフェ」という言葉でした。今この文言は使っていませんが、そのコンセプトは変わらず持ち続けています。
ギャラリーカフェはアートがメインでしたが、その軸を本に移しそこに枝葉として様々なものを付けているイメージです。レンタルカフェもその一環であり、ブックカフェとしての場を使ってもらう。そしてその空間や出会いを楽しんでもらう。というのが第一です。
当店のような小さなお店は凝り固まらずフットワークを軽くできることが強みでありますので、そういった部分を柔軟に持ちつつより進化・深化させていけるようこれからも頑張っていこうと思っています。

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