死後に人生を語るとしたら「野原」ローベルト・ゼーターラー著、浅井晶子訳
文学ラジオ第104回の紹介本
死後に人生を語るとしたら
「野原」
ローベルト・ゼーターラー 著
浅井晶子 訳
新潮クレストブックス
オーストリアを代表する作家ローベルト・ゼーターラーの新訳を紹介します。29人の登場人物は死後に人生についていったいどんなことを語るのか。《小さな町で生きて死んだ、名もなき人びとの声に耳を澄ますーー。人生の一瞬の輝き、よろこびと失意、人の尊厳に迫る静謐な物語。》と裏表紙に書かれている通り、静かだけど熱がこもった作品です。ポッドキャストでは作品の魅力や印象に残った点を語っていますので、ぜひお聴きください!
ポッドキャストの本編第9回で同じ著者の「キオスク」を紹介しています。こちらは少年の成長物語で、今作とはまた違った魅力がある小説です。
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本書のあらすじ
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ミリオンセラー『ある一生』で国際ブッカー賞候補となったオーストリアの作家が、小さな町の墓所に眠る死者たちが語る悲喜交々の人生に耳を傾ける。たゆまぬ愛、癒えない傷、夫婦の確執、労働の悦び、戦争、汚職、ならず者の悲哀……。失意に終わる人生のなかにも、一瞬の輝き、損なわれることのない人間の尊厳がある。胸を打つ物語。
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