「旅と住む」の間であまいな意志
皆さん、こんにちは。
コロナの状況により、世界一周の旅の予定が変更になり、コロンビアに滞在。70日が過ぎました。
本来は1週間のみの予定だった首都ボゴタ。住み始めて慣れてきて、ルームメイトとも仲良くなり、今はこの街を離れがたい、という気持ちまで湧いています。
コロンビア政府からの自宅待機命令は、5月25日まで。
それが過ぎたからといって、飛行機の国際線がすぐに動くとは限りません。
帰国便は買ってあるから「ボゴタ→メキシコシティ→サンフランシスコ→成田」の経路は変えられません。
航空券が値上がりしたら差額は支払わなくてはいけません。なぜなら、1度乗る予定だった便がキャンセルになり、返金NGのかわりに、日程変更OKになったたためです。高い時期に帰ると差額が発生します。
何より日本に帰国した時の水際対策が厳しく、いつまでそれが続くのか?と思います。夏?秋くらい? 成田から実家の岡山に帰るまで、2週間超の時間と、2週間の隔離生活のホテル代や生活費は当然自腹です。(政府が負担してくれる国あるけど。豪とか)
もろもろ考えると、都市間、国と国の旅が不自由な今、いつどこに住むのか、いつ帰国するのか、などなど先を考えることに徒労感を感じています。不可抗力がおおすぎて。
ただ、在コロンビアの日本大使館から、ちょくちょく「人道支援の飛行機」がボゴタからフロリダまで出ますよ、とか、メキシコシティまで行きますよ、乗りますか?という連絡がメールできます。
メキシコシティ便があると知り、「わ~行きたいな」という気持ちになりました。でも、まだボゴタで会いたい人に会えていないし、こちらにいる友達と観光もできていない。今コロンビアをなはれるわけにはいかない。
世界一周の一人旅。
1から10まで自分で決めるのは時にしんどい。だから正直、この短期の自宅待機生活は、不自由であり、気楽でもある。
毎日気持ちを明るく、少しは生産的なことをして、という思いで精いっぱい。先のことを考えるキャパがない。ひとまず自宅待機生活がおわるまでは、「いま、ここ」だけに集中して暮らそうと思います。
もやもやする時期なのは、旅をしていようが、日本にいようがきっと同じだと思います。なんとも実のない日記でごめんなさい。
うーん、でもどうすればよいのか、本人はわかっているのです。ただ、あいまいな日々が数カ月続くのかと思うと気持ち悪いし、不安にもなる、という鎖国コロンビアからの独り言でした。
私が知る限りでも7名、帰国難民の友達がいます。
世界でもやもやしている皆さん、今の珍しい体験を楽しみましょう。ぼちぼちと。日本の皆さん、ごうぞご安全に。
今日も読んでくださりありがとうございました。