コロンビアでロックダウン
こんにちは。
一念発起し旅立った世界一周の途上。南米はコロンビアでロックダウンにあいました。そして帰国難民となり、首都ボゴタのシェアハウスで暮らしています。コロンビア滞在2カ月が経とうとしています。それなりに楽しく。時に孤独で不安。
シェアメイトをご紹介
50代の大家さんご夫婦と、小さな男の子がいる30歳前後の若夫婦と私の6人。日本料理を振舞ったり、コロンビアやベネズエラの家庭料理を教えてもらったり、小さな国際交流が続いています。こんなことでもなければ出会わなかった人たち、一生に味わえなかったかもしれない家庭の味を知れて感謝せずにはいられません。
ロックダウンにあった経緯 (3月10日~5月5日現在)
3月10日にメデジンというコロンビア第二の都市に到着。そこでは「自宅隔離しなさい」と言われずに済むぎりぎりのタイミングで入国したようでした。もちろん空港でのチェックは検温したり質問があったりと、それなりに厳重ではありました。3月15か16日以降に入国した特定の国(日本やヨーロッパやアメリカ)の人たちは、2週間の隔離が義務付けられたようでした。
私はメデジンのホテルでは何も言われず、首都ボゴタのホテルに移動した際、2日目くらいに「あなたは隔離対象だから、〇日までホテルから一歩も出ないでください」と言われました。でも待てよ、入国した時には何も言われなかったのに、なぜ今頃?と疑問。そこで、在コロンビアの日本大使館に連絡。大使館の人と、宿のスタッフの方で直接話していただき、「入国のタイミングからして、彼女に対しての隔離措置は不要である」と疑いが晴れました。
ですが、自由になったのはたった1日間!なぜなら、大統領命令が出たからです。「全ボゴタ市民+滞在者は4日間自宅待機が必要である」とのこと。食材を買い込み、こもりました。たった4日なら頑張ろうと。
しかし!期間は延長され、この日記を書いている5月5日現在も、絶賛自宅待機中。今のところ5月11日までの予定ですが、延長される可能性も大。
帰国をあきらめたきっかけ
ロックダウン=帰国不可能ではありません。飛行機が就航していれば帰れるわけです。3月22日にメキシコに行き、とサンフランシスコ経由で3月26日に日本に帰る飛行機の便を買っていました。ですが、「ボゴタ→メキシコシティ便」がキャンセルになりました… ということは、メキシコ→日本便に乗れないということ。急いで他の便を探したものの見つからず。そして諦めました。
絶望感
「長期滞在する予定ではなかった国に、少なくとも2か月は滞在することになってしまった。どうしよう。なにしよう。これからどうなるんだろう?」という不安。生活費はまだ貯金でなんとかなるとして、どう有意義に楽しく過ごせばいいのだろう?と。旅が好きで好きで、長年勤めた大好きな会社を辞めて出発したのに、見知らぬ国の家に閉じこもるということ。ショックでした。
立ち直り
絶望から立ち直れたのは、滞在先のホテルで同じような境遇の人たちが沢山いたこと。スタッフの人たちが優しかったこと。そして、近くに住む友人の存在でした。どこに行ったって優しい人たちはいる。学べることはある。楽しむのは自分次第だという思いが湧いてきました。
その後、友人の紹介で今のシェアハウスに住み、ルームメイトの皆さんに恵まれ楽しく過ごしています。時間を無駄にせぬよう、オンラインで語学(スペイン語・英語)を学んだり、ピラティス講座を受けたり、映画を観たり本を読んだり。たまに友人主催のオンラインのトークイベントに登壇させてもらう機会をもらったり。
日本に帰ったらこんなことしたいなぁ(以前は当たり前にしていたことばかりだけど)と夢見ながら、日々一歩でも進化したいと思う毎日です。
日本の皆さん、世界のどこかでロックダウンに遭っている皆さん。アフターコロナの時代を共に生きましょう。きれいごとばかりではないけれど… それでも人生は続くから。
読んでくださりありがとうございました。
ぼりーた