捨てる神あれば拾う神あり
コロンビアはボゴタで帰国難民となり、自宅待機中のぼりーたです。
5月11日までだった自宅待機が25日までに延長されました。(泣)
あぁあぁ~そうなのね~~。ということで、まだしばらくボゴタ生活が続きます。少なくとも5月末までは国際線・国内線とも就航しないので仕方ない。
この話を幾度となくしてる友人から、「今どこにいるの?他の国に移った?それとも帰国できた?」と質問されることがあります。
「だから飛行機ねーっつってんだろー!興味ねーなら聞くんじゃねーよ!この野郎!」と笑顔で思ってます。「まだコロンビアだよ~♪元気してるよ~。ありがとね~」と返事をする女です。
ま、他人が自分のことを本気で心配してくれると思ったら大間違いですからね。なんなら他国の戦争より、自分の頭痛の方が重大事ですから。それが人間。私だってそう。
話を戻して。
コロナルールの中で、コロンビアは「偶数日は女性、奇数日は男性が買い物に行っていいよ」という面白いルールがあります。先日、一人で近所の八百屋に買い物に行った帰りのこと。
”Chinita!Chinita! Coronavirus!!” → 中国人!中国人!コロナウィルス!
と私に向かって何度も叫んでくる輩がいました。二十歳くらいの男性。
腹立つ~~!!めちゃ腹立つ~~!!アジア代表としてなんか言い返してやろうと思ったのですが、相手は男性数名、こちらは片言のスペイン語しかできない女一人。分が悪すぎ。ぐぬぬぬ。ここで下手に挑発して、銃かナイフでも持ってたらたまらんな、
「一族郎党、末代まで24時間激しい下痢に呪われる**ファミリーになりやがれ!!!!!このゲス野郎!!!!!!!」
と念だけ飛ばして去りました。今頃彼の家は**まみれでしょう。お気の毒。オホホホ。
その後、買い物に出かける際、「この前みたいにコロナ差別を受けたら嫌だなぁ」という暗い気分になりました。ですが、食料は買わねばなりません。
するとどうでしょうか。
3軒ほどスーパー、八百屋、お肉屋さんに行ったのですが、行く先々で親切にしてもらえたり、スマイルをもらったりしました。特に初めて行った八百屋のおじさんは私が全然スペイン語が出来ないと思ったのが、笑顔で身振り手振りでコミュニケーションを取ろうとしてくれました。(いや、ちょっとは話せるんだけどね …) 優しい。きっと、「お前、言葉もできなくて、この状況で外国にいるって大変だろ」と思ってくれてるんだと思います。
日本に居ようがどこに居ようが、嫌な奴も優しい人もいるのです。改めてそれを思い出しました。だから引っ込み思案になりたくない。どんどん出会いを迎えにいきたい。そう思った5月8日の昼下がり。
皆さん、今日も読んでくださりありがとうございました。