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#225 寒い冬のある1日 / 散歩+カフェ / 出逢った絵本がおもしろすぎたお話

休みの日。
二度寝して起きたら10時45分。

以前ならこんなに寝てしまって時間がもったいない、、
もうお昼近くになっちゃって。。
という気持ちによく陥っていた。

けれども今はよく寝れた!
今日は一日元気に動けそうと、そんな感じ。

「遅い時間まで寝た」という出来事に対して
考え方でこんなに気持ちがかわるものなんだな。
気分が暗くなるか明るくなるか、
とらえ方でまったく逆になる。

1日を明るい気分で始めたい。


うーんと布団の中で伸びをする。

睡眠をたくさん取れたので体も軽い。

ブラインドを開けるとよく晴れて明るい日差し。
青い空が見えた。

それを見て散歩へ行こうと簡単に身支度する。

さっきまで晴れていたのに
家を出る頃に曇り始め、
マフラーを巻いてニット帽をかぶり、
手袋もはいて防寒をしっかりし、11時に家を出る。

カフェで食事をして帰ろう。
ついでに今している勉強もしようと考えを巡らす。


なんと歩いているうちに粉雪が降り始めた。

15分前に降り出していたら外出をやめて
家にこもっていたかもしれない。


橋を渡り、風が横から吹きつけてきた時は
冷たさで顔が痛くなったがあとは風も感じず、
歩いていると身体がポカポカとあたたまってぜんぜん寒くない。

チラチラと白い雪が川面に降るのを見ながら
川べりを歩く。
グレーの空と町の様子もいいものだ。

冬らしくていい。


カフェに到着すると
景色の見える明るい窓際の席は埋まっていた。

少々残念な気持ちで店内を見渡し、
空いている席がほとんどなかったので
私にとってはあまり魅力がない
壁際の柱の陰の暗めの小さなテーブルに座った。

トーストセットを注文した。

店員さんがテーブルに置いたサンドイッチの入ったカゴを見てワクッとする。
うわあ、おいしそう。
パンの香ばしい香りが漂った。

大きなサンドイッチを両手で持ってパクリと一口食べ、おいしい!と思う。
パンは自家製らしく
まだほんのりあったかいトーストは
ふかふかでサクサクで小麦の味を感じる。

トーストしたてのパンってこんなにおいしかったっけ。

具はしっかり焼いた薄焼き卵とベーコン、
サニーレタス、それにチーズも入っていたかな?
かぶりつくと具にマヨネーズの味がからんで
ちょうどいい味。

コーヒーがおかわりできる。
このシステム最高だ。

トーストを半分食べたら少しおなかがふくれてきて、後半は勉強の本を読んだり書いたりしながらトーストをパクつく。

お昼をまわるとさらにグループのお客さんが入ってきて、
もし窓際の4人がけテーブルだったら
早く席をかわらなきゃと落ち着かなかった。

その頃には柱の陰のひっそりした隠れ家的な席が
快適になってきた。
この席いいなぁと。
陰なので周りの人もあまり視界に入らず
今までになく作業に集中できた。

コーヒーをおかわりして、
とてもおいしいサンドイッチをいただいて
勉強も進み、充実した時間を過ごせた。

すっかり満足して、本屋に足を向けた。
『大ピンチずかん2』という絵本が目に入り、
手に取った。

嫌でも目に入るように配置されている。
1位から5位まで絵本が並んでいて
堂々の1位。

ページをめくっていくと
誰もが共感できるであろうピンチな出来事が次々描かれていて
その絵と文がおかしくておかしくて。

最初のうちは心で軽くふっふっふっと笑っていたが、
途中からおかしさで吹き出しそうになるのを必死でこらえる。

周りに人がいるので
ここで1人で吹き出して笑うわけにはいかない。
これこそ大ピンチだ。
おかしさに耐えられなくなり、吹き出す手前でいったん本を閉じた。
こらえたので声は出てないが、
クックックっと肩が揺れて顔は笑っている私の姿を見た人がいたら
変人認定したはずだ。

いったん落ち着いて、もう一度本を開いて最後まで読んだ。
こんなにおかしくて笑いがこみあげたのは
いつぶりかな。
ああ楽しかった。

一見マヌケだったり、恥ずかしいことだったり失敗したりという内容だが
みんなも外にはわからないが
実はこんなにやらかしているのかもと思うと
みんなあるんじゃんと
なんだか心が軽く楽しくなる。

そんな絵本だった。

きっとみんなポンコツ部分を持っている。
あってもそれでいい。



🌱お読みいただきありがとうございました(^ω^)


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