HIDDEN+のすすめ
自己紹介
カフェ(@cafe_strike)と申します。
音ゲー歴は10年程、メインで遊んでいる機種はSOUND VOLTEX(後光暴龍天、VF20.2)とbeatmania IIDX(極皆伝、A5)とBMS(★★)です。
最初はリフレクビートから入り、半年後に友人に誘われSDVXをプレイ、そこから6年程はほぼSDVXのみを遊んでいました。
BMSをプレイするようになったきっかけは、4年前の新型コロナが流行り始めた時期に、ゲーセン通いを止める代わりに自宅で遊べる音ゲーを探していた時に出会いました。
そこから1年程BMSをプレイした後にFF14にハマり、しばらく離れていた時期があったのですが、去年の3月頃にbeatmaniaに復帰した友人の影響で私もACのbeatmaniaをプレイし始め、また地力上げの為にBMSに復帰し今に至ります。
緑&白数字、判定など
Beatmania IIDX 緑数字138、白数字585(HIDDEN+)
BMS 緑数字205、白数字480(SUDDEN+&LIFT) 判定-150ms
SOUND VOLTEX ハイスピード10.00、判定-11(音、描画両方)
BMSやSDVXについては今回は言及しませんが、全体的に判定位置が深めであることが今回の記事に関わってきます。
HIDDEN+って何
beatmaniaのプレイオプションの一つであり、SUDDEN+(通称サドプラ)やLIFTと似たような位置づけにあるものです。
見た目はリフトに似ていますが、大きな違いがあります。リフトは判定ラインごと上にずらしているのに対し、HIDDEN+は判定ラインを移動させる事なく見た目だけ覆い隠しているのです。
HIDDEN+の利点
こんなオプション誰も使ってねーよって言われそうですが、HIDDEN+にはHIDDEN+特有の利点がいくつか存在します。
①判定を疑似的に-5.00以下にずらすことが出来る
beatmaniaIIDXには判定を+5.00~-5.00の間で調整する機能があります。
ですが-5.00でもslowを連発してしまう場合、それ以上slow側に調整する事は出来ません。
私がbeatmaniaをプレイした時に直面した最大の問題は、判定を-5.00にしてなおslowを連発してしまう事でした。☆10のEDEN(A)でもDスコアを叩き出すなど、とてもまともにプレイ出来る物ではありません。
そんな私を救ってくれたのが、HIDDEN+というオプションでした。
HIDDEN+の境界線を疑似的な判定ラインにする事により、実際の判定ラインの位置との差分マイナス方向に判定をずらすことが出来るのです。
これのおかげでAC版beatmaniaのプレー環境が大幅に改善され、モチベーションが爆上がりしました。
②緑数字を小さく(速く)することが出来る
通称:ういろうメソッド の考え方に近いです。ういろうメソッドについてはググったら記事が出てくると思うので知らない方は読んでみてください。
緑数字を小さくするメリットとしては、画面内に表示されるノーツの数を減らす事で認識を楽に出来る事です。
また、画面に表示されるノーツが少ないので横認識もしやすくなります。いい事尽くめですね。
②判定文字をレーン外に置くことが出来る
これについてはサドプラでも同じ事が出来ます。CONNECTに出場していたSGH選手が判定文字をサドプラに重ねるように配置していたと思います。
リフトの上に重ねる事は出来ないので、下側に配置出来るのはHIDDEN+のみの利点と言えますね。
HIDDEN+の欠点
使われていないオプションには相応の理由が当然存在します。
①ソフランが致命的に出来ない
たぶん使われていない理由の9割くらいはこれのせいだと思います。
私の画面ではHIDDEN+の領域をノーツが通過するのにおよそ19.4フレームかかっており、判定調整と合わせて判定-15前後にしているのですが、BPMが半分になると当然ノーツスピードも半減するので、判定-35フレームになってしまいます。
この状態でプレイするとfast寄りのBADまみれになります。当然ですね
そういう訳なのでギアチェンをするしかないのですが…
②皿チョンすると疑似判定ラインが動く
これもかなり厄介な問題です。
皿チョンと呼ばれるギアチェンは、スタートボタンを押しながらスクラッチを少しだけ回す事で緑数字を合わせる事が出来るのですが、仕様上どうしてもHIDDEN+が動いてしまいます。
そうなるとギアチェンを成功させたにも関わらず判定がfastやslowに寄ってしまう事が多く、クリアランプ狙いならまだしも、スコア狙いをする上では大きなロスになります。
結局HIDDEN+ってどうなの
安易におすすめできるオプションではないと考えています。
まず、一般的なIIDXプレイヤーは皆伝取得を目標としている事が多く、その為には当然エメラルダス、卑弥呼、冥を避けて通る事は出来ません。
エメラルダスや卑弥呼の低速をギアチェンで通すのはそんなに難しい事ではないですが、冥のギアチェンは割とコツが要ります。
HIDDEN+を使用する=ギアチェンを強要される と考えると、HIDDEN+を使用せずとも十分にプレイ出来る人が、わざわざHIDDEN+を使用するメリットはないと思います。
では、どのようなプレイヤーがHIDDEN+を使用するべきなのか。
それは、他の音ゲーをある程度やり込んでいて、かつ判定をかなり沈めてしまっている場合です。
このようなプレイヤーの場合、判定-5.00にした上で簡単な譜面をプレイしてもslowしか出ないという問題に陥ってしまうと思います(身近なプレイヤーでこのような問題に陥った人は見たことないですが…)
そういった方がどうしてもBeatmaniaをプレイしたい場合には、是非HIDDEN+を使用する事を検討してみてください。
最後に
判定±10、欲を言えば判定±15までの実装を切実に待っています。
ロケテストのアンケートにも毎作書いています。
この記事を読んでくれた心優しい方がいらっしゃいましたら、是非次回以降のロケテストのアンケートに書いてくださるととても嬉しいです。
よろしくお願いします。