第10回ヒストリアカップ備忘録 ~地割れニョロトノは、デザインに失敗しました~
はじめに
2024年11月3日開催の第10回ヒストリアカップに参加させていただきました。スタッフの皆様、参加者の皆様、お疲れ様でした。
忘れないうちにいつものやつ書いときましょう。
新ルールに向けて
まずは事前練習会の環境体験にて感じたことを簡単にいくつか。
(使用PT 55バンギラス/50カビゴン/50サンダー/50ハガネール/50ナッシー/55メガニウム→50ミルタンクへ変更)
・ニョロトノ、50サンダーには荷が重い
・ニョロトノ対策、ピンポイントになりがち
・雷ライコウ、50カビゴンで受けきれねえ
・めざ水はめざ氷の誤字だと思っていたい
・セレビィ技なさすぎ
・ミルタンクもきついけど多分ライコウのせいで少ない
・ヘラクロスも強いけどサンダーがいればなんとかなりそう
・エンテイとかバクフーンみたいな炎エースの見た目最強感
・【悲報】55メガニウム、50サンダーに楽々突破される
・そもそも55割いてまで使いたいポケモンがほとんどいない
等々踏まえ、二大エースとなるであろうライコウ・ニョロトノの対策とPT全体の汎用性を両立する案として、カビゴンとサンダーのレベルを可能な限り盛れるバランスPTよりの構成を目指しました。以下本戦使用PTです。
今回のPT
52カビゴン
のしかかり/のろい/ねむる/ねごと@たべのこし
結局カビゴンがのろいを積むのが一番強くてすごいんだよね、っていう劣化55カビもどき。レベル盛って食べ残し持ってようやくライコウの雷連打に抗えるギリギリのライン。反動で確定数がずれるのを嫌ってメインウェポンをのしかかりにしたが火力足りなくて裏目も多々。ゴーストおらんやろと思ってノーマルウェポンに絞ったのもPT単位でケアしきれずまずかった。
52サンダー
10まんボルト/ドリルくちばし/ねむる/ほえる@はっかのみ
レベルを盛ることでニョロトノの冷Bを2発耐える確率を上げている。地割れをすかせる飛行タイプで現実的にPTのパワーを落とさずに使えるのが他に思いつかなかった。誤算だったのが50セレビィをドリ嘴で2発で落としきれるかがかなり怪しいラインということ。レベル差で上を取れることと、吠えるでバトン展開に成功してもワンチャンあるということでそこは妥協した。
55バンギラス
かみくだく/いわなだれ/じしん/だいもんじ@きせきのみ
52カビサンダーまで決めたところでバランスPTへ舵を切ろうかとも思ったが、他に52で採用したいポケモンがいない、なんなら51で採用したいポケモンもそんなにいないということで55エースを絡めた選出もできるようにしようという電波を受信。断じてバランスパをわざわざ一から育成するのが面倒くさかったからではない。いいね?
ニョロトノにゲロ弱いという点に目を瞑れば、ライコウ+ムドーの組み合わせを両方咎められ、またその他の50ポケモンにも軒並み強く出られる点で非常に汎用性が高く便利だった。ただ技スペースがどうしても足りなく、爆Pを切ったことでカビゴンにやや強みを発揮できなくなったことが裏目に出た局面も多かった。だって噛み砕く忘れさせると取り返しつかないし…。
50スイクン
なみのり/れいとうビーム/ねむる/ねごと@ひかりのこな
52カビサンダーの選出だとバンギラスが特にきついため、対策として採用。ガラガラにも55がいないことで対策としてそこそこ安心して繰り出せる。初めて使ったが火力が相当頼りなく、起点にされることも多々。
50ベトベトン
ヘドロばくだん/だいもんじ/いやなおと/だいばくはつ@おうごんのみ
今回の秘密(にするほどでもない)兵器。バンギラス軸の選出をするとカビゴンが出せない悩みを解消するジェネリックカビゴン。ニョロトノやライコウにもある程度の誤魔化しができ、いざとなればそこそこの出力の爆弾になる。嫌な音で相手ののろいによる起点回避も可能。使っていた自分自身があまり信用していなかったが、いざ使うと結構強かった。
50ナッシー
サイコキネシス/ねむりごな/やどりぎのタネ/だいばくはつ@まひなおしのみ
いつも頼りになる便利な木。爆弾の数のかさ増しも兼ねて。大していうこともないけどやっぱりいると便利。
試合内容
※いつもとメモの形式変えたら緊張もあって先発や展開わかんなくなった部分が多かったので、もし間違ってたらすみません。
1戦目 1192さん
52カビゴン/52サンダー/52スターミー/51ガラガラ/51ムウマ/51ヘラクロス
→先発ムウマ、裏カビゴン、ヘラクロス
こちらは先発カビゴン、裏スイクンとサンダー。いないと思ってたムウマにカビゴンが封じられるやりづらい展開。また変に交代読みしようとして消耗を繰り返し順当に負け。スイクンが完全に腐ってしまったがガラガラを見ると安易に選出してしまう。バンギ軸で選出を考えた方が良かったかも。
→敗北…
2戦目 とりやまさん
55ニョロトノ/55ライコウ/50カビゴン/50ガラガラ/50セレビィ/50ナッシー
→先発セレビィ、裏カビゴン、ライコウ
こちらは先発サンダー、裏カビゴンとスイクン。これもガラガラを警戒しすぎてスイクンが腐った試合。カビゴンを自爆で持っていかれてライコウがどうにもならなくなりそのまま為す術もなく負け。選出も展開も浅はかすぎて情けない試合になってしまった。
→敗北…
3戦目 ばっつーさん
55ニョロトノ/55ライコウ/50カビゴン/50ハガネール/50ファイヤー/50フシギバナ
→先発ファイヤー、裏ハガネール、ライコウ
こちらは先発カビゴン、裏ベトベトンとサンダー。またもトノライコウ。今度はスイクンを出さずにベトベトンで誤魔化し耐性を上げた選出。ハガネールに大文字を、ライコウに爆発を当てて仕事は十分だった。ファイヤーの晴れ文字の火力は低レベでも脅威で焦る局面もあったが、やっとこのPTでやりたいことが出来た。
→勝利!
4戦目 そらさん
55ライコウ/55ヘラクロス/50カビゴン/50ガラガラ/50エアームド/50サンダー
→ライコウ、裏ガラガラ、カビゴン(先発メモ抜け)
こちらはベトベトン、スイクンとバンギラス(先発メモ抜け)。狙ってたライコウムドーの組み合わせ。事前の想定通りバンギラスを当てる。スイクンもちゃんとガラガラが出てくればちゃんと仕事をしてくれるようだ。最後の詰めで麻痺が絡んでヒヤッとしたりもしたが、全体的には運が良くなんとか乗り切れた。
→勝利!
5戦目 PKマスタさん
55ニョロトノ/55リングマ/50カビゴン/50ガラガラ/50セレビィ/50ヤミカラス
→先発セレビィ、裏ガラガラとニョロトノ
こちらは先発サンダー、裏カビゴンとスイクン。ニョロトノとガラガラのサイクルに対してサンダーとスイクンで対応するものの決め手に欠き苦しい中盤戦に。しかしスイクンがまさかの光の粉回避でダメージレースをまくる。最後も分身で粘るセレビィにしっかり攻撃を当てて偉かった。
→勝利!
6戦目 てんちょーさん
52カビゴン/52ガラガラ/52ゴローニャ/52ナッシー/51サンダース/51フォレトス
→先発フォレトス、裏カビゴンとナッシー
こちらは先発バンギラス、裏スイクンとナッシー。フォレトスのまきびしからの展開を一点読みしてバンギラスを先発で当てる。炎技をないと踏んで居座ったフォレトスを仕事させずに落とし、あとは爆発とバンギラスの圧で詰め切った。初見○しが板。
→勝利!
7戦目 たこさん
55ニョロトノ/50ライコウ/50カビゴン/50エアームド/50ゲンガー/50ガラガラ
→ニョロトノ、ライコウ、ゲンガー(先発メモ抜け)
こちらはナッシー、ベトベトン、バンギラス(先発メモ抜け)。トノエース確定なのでサンダー必須…と行きたいところだったが、サンダーとカビゴンの選出ではサイクルの中でジリ貧になって結局勝てないと判断。地割れはもう避ける前提で上振れを掴むしかない。滅茶苦茶な博打だったが、一発地割れを避けて爆発でトノを相打ちに持ち込んでしまえば、ライコウとゲンガーをまとめてバンギラスで相手でき、有利に試合を進めることが出来た。時には割り切りと思い切りが大事。無謀の間違いかもしれません。
→勝利!
おまけ
ex1 てんちょーさん(2回目)
52カビゴン/52ガラガラ/52ゴローニャ/52ナッシー/51サンダース/51フォレトス
→先発サンダース、裏カビゴンとガラガラ
こちらは先発ベトベトン、裏スイクン?とバンギラス。予選終了後のフリープレイ。さっきは一点読みを通したが2回目はそうはいかない。選出を変えて味変するが、相手の変わった技構成に翻弄される。しかしそこはバンギラスの低レベ虐め性能が光る。バランスパには強いね。
→勝利!
おまけ
ex2 ゴッドアルスさん
55ライコウ/52ケンタロス/50サンダー/50セレビィ/50キングドラ/50カビゴン
→先発セレビィ、裏ケンタロスとサンダー。
こちらは先発サンダー、裏カビゴンとベトベトン?セレビィにはサンダーを…とセオリー通り考えていたところいきなり破壊の遺伝子の発動で面食らう(やめてくれ)。ケンタロスの前では時間を与えない立ち回りをしたかったが結局一撃避けの運ゲーに。避けたので勝ち。
→勝利!
結果
予選は結局5勝2敗。前半の連敗でメンタル崩壊したもののなんとか通過ラインまで這い上がった。…が、2敗を喫した2人が綺麗に1,2フィニッシュで直対負けにより通過ならず。勝ち上がった人に負けてるわけだから順当っちゃ順当だね。
反省点(特盛り)としては、まず52というレベルをやや過信していたこと。体感53.5くらいのパワーがある気持ちでいたが実際51.5くらいの出力だった(???)。相手は必殺技を持っているのにこちらは通常技しかないみたいなパワー差を感じる局面が多く、ちょっとしたミスでも大きく負けを呼び込む扱いの繊細さに手こずった。ニョロトノに対しても根本的な対策がなく、5:5か4:6くらいの局面を誤魔化し誤魔化しで乗り切ることが多かったのでもう少し他の手を考えた方が良かったかも。ガラガラが多かったのも想定外で、スイクンの選出圧が高くなった結果、かえって不利を呼び込む展開に繋がったことも多々。バンギラスあまり見なかったし、ガラガラを考えるならいつも通りパルシェンの方が良かったかも?
良かった点としては、ベトベトンとバンギラスは選出した試合ではしっかり刺さった。もうちょっと信頼して出せる試合があったかなという感じ。
事前の想定からは当たり4ハズレ6といったところ。
終わりに
ルール変更という初の試みにも関わらず、今なお新しく興味を持つ方がいることに毎度ながら驚かせられます。VC配信終了が本当に口惜しく、新しい参加者の受け皿を用意するハードルが高くなっていることが悔やまれます。まだまだこの楽しいゲームを皆で遊んでいきたい!そういう思いでこういう活気あるコミュニティを維持していきたいですね。ではまた。
…良い子(だった)皆!3DSは大切に使おうね!!!!