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夫婦でカフェ経営ってどうなの?に答えます

こんにちは。現役Cafeファイターです!
Cafeファイターとは、カフェ経営で戦う人すなわち、
カフェ経営者のことです。(私が作った造語です)

まず、この記事に辿りついた方は、ご夫婦でカフェを開業しようと検討している方ですよね?

カフェの廃業率は5年で70%と言われている過酷な世界です。
大手も含んだ統計になりますので、個人のカフェなら5年で80%くらいは廃業しているのではないでしょうか?

その過酷な世界にご夫婦で足を踏み入れるわけですから相当の覚悟が必要になります。

5年後には80%の確率で生活できなくなるわけですから。
ただ、カフェ全体の話であって、夫婦でしているカフェの場合はもう少し成功率を上げることができるのではないかと思います。

夫婦で開業した場合のメリットについて記載していきます。



夫婦で開業した場合のメリット

一人で開業するよりも、夫婦で開業した場合は多少のメリットがあります。



カフェ経営で一番大きな経費「人件費」を節約でき得る


夫婦で経営した場合、まず2人という従業員が確保されています。
キッチンとホール、2人いれば小さいカフェは回せます。
この時点で、誰も雇うことなく冒険できるのは魅力です。

1人で開業する場合もワンオペという挑戦の仕方はありますが、どうしてもお客様の満足度が低いお店になってしまいます。

火を使うお料理を作っているときに、お会計ができますか?
電話に出れますか?
オーダーに呼ばれても聞きに行けますか?

とにかくワンオペでは、お客様をお待たせすることが普通の経営状態になる訳です。
そうなるとお客様の満足度は下がり、そのうち客足は遠のいてしまいます。

そのため、少なくとも2名いることが必須と考えられます。
しかし、人を雇うということは、リスクを伴うことです。

仕事がなくても決まった時給が発生してしまうのです。
仕事が暇でも、いつまた忙しくなるのかわからないので、帰ってもらうこともできません。

その点、夫婦で始めた場合は暇な時でも無駄な人件費を抑えられている状態になります。
お金が入ってこないという辛さはあるのですが、マイナスになるということがないからです。



通常だと、従業員を雇って経営した場合、従業員にお給料を払いますよね?
そのためオーナーの手取りは、従業員の給料も含む、全ての経費を引いた額になります。

しかしその従業員が家族だった場合は、給料も結局は家の収入になりますよね?

従業員に本来払う経費を家の手取りとして残すことができます。

例で言うと、
スタッフに払うお給料が10万円だとします。
そのお給料や、その他諸々の経費を払って、オーナーの手元に残るお金も10万円だとします。
本来なら手元に10万しか残らないですが、この場合は夫婦2人で20万を残すことができます。

ここが夫婦経営の一番のメリットと言えます。

そうなると、少しでもお店の存続を長くできるのではないでしょうか?

ちなみに10万しか手元に残らない?!とびっくりされた方は、ぜひ1度こちらの記事も読んでみてください。

カフェ経営って儲かるの?客席15席ほどの小さなカフェの場合
https://note.com/cafe_fighter/n/n2a3b772878e0

個人カフェ経営の現実のお金事情を書いています。

カフェに廃業につながる一番大きな要因としては、資金のショートです。
カフェ経営だけで、利益が出せず、生活できないということで、辞めざるを得なくなってしまうパターンです。

せっかく、自分で作ったお店を閉店するのはかなり辛い選択だと思います。

ご夫婦でした場合は、手元に残せるお金が増える分、少しでも長く存続できると言えます。



気心の知れた人と働けるのはとても楽


従業員を雇うとなると、本当にどんな方かわからないまま雇うことになります。
面接では基本、猫をかぶるでしょうし(お互い)、自分に合うかどうか、勤務態度や、実力などは何もわからないままに雇うことになり、後悔する羽目になるのはよくある話です。

その点、自分が生涯を共にしようと思ったほどの人と働けるのですがら、とっても安心ですよね。

ただ、一緒に働くことにより夫婦仲が悪くなるというパターンも考えられます。
夫婦だからこそ、あたりもキツくなってしまうこともあると思います。
元々、相手の欠点を相手にきつく言ってしまう性格の人は夫婦での経営は厳しいです。

またきつく言われたらキツく言い返すという夫婦はもう絶対ダメです。

お互いに温厚で、お互いのすることにイライラしたことがないというくらいの夫婦しか、一緒に四六時中働くのは厳しいです。

金銭面以前での閉店が待ち受けています。(夫婦生活においても)


保険料の節約になる

夫婦で経営する場合、自分たちの給料は自分たちで決めることができます。
個人事業の場合は、経費を引いて、手元に残った利益全てに保険料がかかってきます。

そこで、利益を低くするために、妻(もしくは夫)の給料を自由に調整できます。

ただし、日本には扶養という制度がありますよね。
ある程度の稼ぎまでは夫(もしくは妻)の扶養に入ることができて、保険料を免除されるという制度です。

利益を低くして、保険料を低くするのか、妻(もしくは夫)の給料を扶養内に調整して保険料を節約するのか、調整が可能です。

他人である従業員ではそのような調整はもちろんできません。

夫婦できっちりと計算して、一番手取りを残す方法を選択することが可能です。



以上、夫婦でカフェ経営する場合は、資金のショートによるカフェの廃業リスクを少し減らすことができます。

ただし、個人カフェ経営自体が厳しい世界なので、容易に踏み出すのもおすすめできません。

まず、個人カフェの経営の厳しさは他の記事を読んでみてくださいね。

カフェ経営って儲かるの?客席15席ほどの小さなカフェの場合
https://note.com/cafe_fighter/n/n2a3b772878e0

個人カフェ経営の現実のお金事情を書いています。

これからカフェを開業する場合はフランチャイズもひとつの選択肢に


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一人で始めるよりも、リスクを大幅に軽減することができます。

一人で始めるのが不安な方は、是非一度、こちらも読んでみてください。


カフェ開業を迷ってる方はチェック


果たして自分にカフェ経営の適性があるのかチェックできます。
「やりたい!」と「向いている」はまた別の話です。

まずはこちらの記事から、「個人カフェ経営者の適性」をチェックしてみてくださいね!

【カフェ開業したい方必見】そもそも小さなカフェの経営に向いているかのチェックリスト
https://note.com/cafe_fighter/n/n002a7af2bd06



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