新井和輝使用機材 ベース編③
目次
King Gnu/millennium parade/君島大空合奏形態/高井息吹と眠る星座などバンド・サポートを多岐にわたってこなすベーシスト新井先生の機材まとめ。
「新井和輝使用機材 ベース編①,②」に続いて、
本編では新井先生使用の他社製(Fender以外)ベースにのみフォーカスしている。
他のベースや機材については以下を参照。
・Fender 5弦ベース
→「新井和輝使用機材 ベース編①」
・Fender 4弦ベース
→「新井和輝使用機材 ベース編②」
・エフェクター
→「新井和輝使用機材 エフェクター編」
・アンプ
→「新井和輝使用機材 アンプ編」
・シンセ,その他機材
→「新井和輝使用機材 その他機材編」
尚、本文では文章の簡潔化を図って新井先生を含むすべて方々を敬称を省いて記載している。
本編
Black Smoker BETA-5 (Act.mod)
近年、プロベーシストの間でも愛用者が急増し知名度が上がっている国産ブランド
Black Smoker の BETA-5(以下、ブラスモ)。5弦のJB/PBタイプを主軸とするBlack Smokerは、トラッドな60'sのJazz Bassのスペックをそのまま5弦にしたようなルックスにモダンで使いやすいサウンドが肝となって人気がある。ブラスモを使用するアーティストとしては酒井太や吉田一郎不可触世界などがいる。
本人使用機はBlackのアルダーローズの個体と思われ、パッシヴスタイルを基本とするBlack Smokerながら特別にアクティブ回路(5軸、トグルスイッチ)が搭載されている。詳細は情報が出回っていないため同モデル BETA-5のページを参照。
使用機会としては
・King Gnu
・Answer to Remember
・佐瀬バンド
などが挙げられ、メインというよりサブとして置かれていることが多い。
ブラスモ使用機会まとめ
→「新井和輝 Black Smoker」(後日公開)
FUJIGEN NJB10RAL(White)
確かな品質からプロアマ問わず定評を呼び、定番となっている国産ブランドFUJIGENのNJB10RAL(以下、フジゲン)。
JBタイプを基調とし
・アルダーボディー
・ローズウッド指板
・パッシブ4弦
とオーソドックスな仕様のもの。現在、Neo Classicシリーズはリニューアルされ新たなカラーリング・スペックに変わっている。
本人使用機はWhiteのアルダーローズの個体で、ブリッジがHIP SHOTのStyle Bに換装されている。現在は君島大空が所有・使用している。
使用機会としてはセッションが中心だが、一時期においてはKing Gnu,佐瀬バンド,高井息吹と眠る星座,君島大空合奏形態などでも確認できる。
フジゲン使用機会まとめ
→「新井和輝 FUJIGEN」
YAMAHA BBNE2
ダフトパンクなどで活躍するベーシスト Nathan Eastのシグネチャーモデル
YAMAHAのBBNE2。前モデルBBNEを基に開発された2代目のネイザン・イーストシグネチャーモデル。詳しい仕様はYAMAHAなどでチェック。
新井本人は
と語っており、後にアメデラを買うため売却し資金源としたことも明かしている。
使用機会としてYoutubeに僅かにアップロードされているセッションの動画のみで確認できる。
セッション動画
→K K(@Kumusico)
Landscape ARB-204/FL
オーガニック・トーンをテーマとし、SWBシリーズなどで人気を博している
LandscapeのARB-204/FL(以下、アコベ)。
・17インチのスプルーストップホロウボディ
・フレットレス
・エボニー指板
などの特徴がある。尚、フレッテッドモデルが発売されたこともある。
本人使用機は2021年10月30日に誕生日プレゼントとしてメンバーから贈られたもの。
使用機会としては King Gnu や 君島大空竿物形態にてアコースティック編成の時にのみ確認できる。
アコベ使用機会まとめ
→「新井和輝 ARB-204/FL」(後日公開)
Bottom Wave MB-5 70
Bottom Wave製の70's JBタイプ5弦ベース MB-5 70。
新井本人はパープルカラーのものを国立音大のNew Tide Jazz Orchestra所属時に使用しており、それ以降の使用機会は確認できていない。尚、新井は東京経済大学に通っていたがスカウトされNew Tide Jazz Orchestraに所属していた。
MB-5使用機会まとめ
→「新井和輝 Bottom Wave」
詳細不明
あまりに情報が少なすぎて特定しきれなかったベースたち。
初心者セット
新井が初めて買ったベースで、
と語っている。
JBタイプ1(4弦)
Jazz Bassスタイルのシェイプをした一本。水色のボディに赤が強い鼈甲ピックガード、茶色のローズウッド系指板でスタックノブとなっている4弦ベース。2020年初めごろのリハーサルでのみ確認できるため詳細は不明。
リアピックアップからブリッジに伸びたアース線やペグの形状から、
American Original Jazz Bass Sonic Blueをスタックノブに換装させたものである可能性が考えられる。
JBタイプ2(4弦)
Jazz Bassスタイルのシェイプをした1本。塗装が禿げるほどのエイジドになっているサンバーストのボディーに、茶色のローズ系指板の4弦ベース。上記のMV以外で使用されているのが確認できないため、借り物か常田所有のものを撮影に使用したと考えられる。
JBタイプ3(5弦)
Jazz Bassスタイルのシェイプをした5弦。サンバースト地に水色が吹かれたマルチレイヤーのボディーに、茶色いローズ系指板で4:1ヘッドのもの。中野Sweet
Rainにて行われた佐瀬バンドのライブのみで見られる。
新井とも親交のあるdawgssのベーシスト 森光奏太が所有するBlack SmokerのBeta-J5とよく似ており、同社にしては珍しくプリアンプが搭載されていることからも森光氏のものであると断定できるだろう。詳細は以下のページを参考。
PBタイプ1(4弦)
クラシカルなPrecision Bassスタイルのシェイプをした一本。ナチュラルのボディに鼈甲のピックガード、メイプル指板の4弦ベース。2020年初めのKing GnuリハーサルやWWWXでの君島大空合奏形態のライブのみで使用が確認できるため詳細は不明であるが、他の新井使用機や外観がいわゆる”70's”スペックであることよりも1970年代のFender製Precision Bassであることが考えられる。
君島大空合奏形態(Live@Shibuya WWWX,2020/2/19)
PBタイプ2(4弦)
クラシカルなPrecision Bassスタイルのシェイプをした一本。3 colorと思われるSunburstのボディに黒いピックガード、茶色いローズ系の指板の4弦ベース。若干Fenderとヘッドの形状が異なる。上記の高井息吹と眠る星座のリハーサルの映像(Sunny?)にのみ確認できるため詳細不明。リハーサルスタジオや知り合いから借りたものと考えるのが妥当だろう。
PBタイプ3(4弦)
同様にいわゆるプレベ。サンバーストのボディにメイプル指板。色味的には70's系統のものであると思われる。記憶では、この写真しか情報がないはずなので詳細は不明。
4弦ベース
上記写真の左側にアメデラと並んでいるベース。2:2のペグ配置で、シングルのピックアップが並んでいる。ボディーカラーからもなんとなくSugiが連想され、後述の小金丸氏が所有するものと考えると妥当かもしれない。
まとめ
以上、新井和輝使用のFender以外のベースまとめ。前2編はFenderということである程度確かな情報源が確保されてた分、本編は全部1から手探りで異常な労力であった。"新井和輝"や"Ba.新井和輝"、"Kazuki Arai"さらには"新井 佐瀬","新井 高井"に至るまで徹底的に新井先生が写っているであろう画像を探し出し、
それぞれのベースのシェイプを叩き込んでSoundhouseを徘徊して特定し、今度はそれをまとめて……。と、途方に沈む勢いで探しまくった。ただ、やはり最後の
JB2本とPB2本はあまりにも情報が少なすぎて探索しきれなかった。。。
なお、次はエフェクター編。既にベース編とは比べ物にならないほどとてつもない労力になることは明らかなので、引き続き新たな情報提供があると大変ありがたい。
おまけ
2017.2.19に福生ジェシージェイムスで行われた高井息吹とのデュオライブでは
お店に置かれているSugiの4弦ベースを使用している。
佐瀬バンドのGt.小金丸氏所有のベースともよく似ているが関連は不明。
この6弦ベースはそもそもいつ使っていたのかすらもわからない。
が、画像から判断するにMTDのエントリーモデル Kingston Z6だろう。
きっと新井本人が所有していたわけではないと思われる。
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