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血って面白い 2022/02/09

今日は4コマ漫画を更新した。

漫画を描くのを続けていると、自分が何を面白いと思っているかがなんとなくわかってくる。

私は4コマ漫画で「爆発」をよく取り扱うのだが、それはつまり爆発がエンターテイメントで面白いと思っているからに他ならない。溜まったいたエネルギーが解き放たれるというカタルシス、エンタメの本質だ。しかしその面白さによっかかり、不自然に爆発だけをピックした漫画を描いてはいけないだろうという自戒もある。無理のないスムーズな爆発、それが重要だ。

爆発に続き、「死」もかなり面白いエンターテイメント概念だ。生きている人間にはいつか絶対に来るのに、生きている人間はまだ絶対に誰も体験していないというイベント、非常に特殊で面白い。想像の余地が無限にあるし、それを「ゲームオーバー」と捉えるか「ゴール」と考えるかなど人によって意見が分かれるのも面白い。人間はエンターテイメントなので、その人間の命が終わるということはつまりエンタメのクライマックスだ。面白くないわけがない。

もちろん、フィクションの中のお話ではあるが。リアルの死はめちゃくちゃに怖いのでノーセンキュー。無限に生きたい。賢者の石を持っている方は連絡ください。

それに続き、今日の4コマで「血」もかなり面白いなあと感じた。私は赤色が好きなので、赤色をドバっと使える血はビジュアル的に楽しい。「血」がバイオレンスな雰囲気をしっかりと出すので、ギャップを作りやすいという4コマ上のメリットもある。良いな、血。

しかしこれも完全にフィクションの話で、私はリアリティレベルが低い「血」しか楽しむことができない。私は本当にリアルの「血」が苦手だ。採血で自分の血液が抜かれていくのを見て失神したことすらある。映画やドラマなどの"手術シーン"もかなり苦手であり、"医療で流れる血"がダメだ。スプラッター映画などの暴力的な血はけっこう平気だ。むしろ好き。

ここになんか差があるんだよな。例えば映画にチェーンソーが出てくるとして、使用者が不注意で自分の指を切り落としてしまって流血、みたいなシーンはすごく嫌だ。見たくない。しかし、「調子乗ったパーリーピーポーがめちゃくちゃ強い殺人鬼に出くわしてチェーンソーで八つ裂きにされる」というシーンで血が飛び散る分には全然平気、というか大好きだ。もっと血が見たい!

なんだろう、「血」と「暴力」がセットになると大丈夫ってことなのだろうか。それとも「加害」かな。確かに暴力も加害も面白いので、そこで血の嫌さを上書きしている気がする。

あとは「ハムスター」と「ねずみ」とかが好き、命として小さすぎてウケる。生物として面白過ぎ。

というわけで、漫画の話でした。



今日の日記、将来の私が凶悪犯罪とかしたときに絶対ワイドショーとかで取り上げられるだろうな。

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