ストーン+カッターはオタクだろ 2022/03/26
3月25日、『星のカービィ ディスカバリー』が発売されました。
人気タイトル 星のカービィシリーズの最新作、その愛らしい見た目とコミカルなアクションで人気なカービィというキャラクター。私もシリーズ作品をいくつも遊んだことがあります。
さて、先日こんなことがありました。
私はそのとき数名の友人と遊んでおり、だらだらと雑談しながらゲームに興じておりました。すると、そのとき友人の一人が何気なくこういったのです。
「あ、そういえばカービィの新作 発売されるね」
ツイッターでも見ていたのでしょう、本当に何気なく、彼女はそう言いました。しかしそんなことを言い出すものですから、私はてっきり彼女がカービィのファンなのかと思ってこう聞いたのです。
「カービィ好きなの? 髪の毛もピンクだし」
そう、彼女の髪の毛は綺麗なピンク色をしていたのです。鮮やかなチェリーピンクのロングヘアーを揺らしながら彼女がそう言うものですから、私はその"気づき"を伝えたのです。ヘアカラーとカービィの体色の共通点を見出し、彼女が熱狂的なカービィファンなのではという結論を導き出した名推理と言えるでしょう。
しかし彼女は何故か怒ったように
「違うよ! 舐めんな!」
と言いました。続けて「たまたま新作に気づいたから言っただけ!」と。
しかし、そんなことを言われても信じられません。そもそも別にカービィファンであることを恥ずかしがる必要もありませんし、なんなら可愛らしい趣味ではありませんか。私も熱狂的なファンというわけではありませんがカービィシリーズは好きですし、特にニンテンドー64で発売された『星のカービィ64』なんて目いっぱい楽しんだ覚えがあります。
カービィ64の特徴といえば何と言っても「コピー能力ミックス」。これはカービィのコピー能力をミックスすることで、50種類を超える多彩な技を使用できるというエキサイティングなものでした。
そして、私は鎌をかける気持ちで彼女にこう聞きました。
「じゃあ カービィ64のコピーミックスで何が好き?」
すると、彼女は間髪入れずこう答えたのです。
……………………。
もうね、尻尾を出すのが早すぎる。完全にカービィオタクじゃねえか。
いいですか。何を言ってるか分からない方もいると思うので解説しますが、先ほども申しました通り「星のカービィ64」のコピー能力ミックスは本当にバラエティに富んだ種類があるわけです。
人気どころはカッター+ボムでしょうか。命中すると爆発する手裏剣を投げる能力、見た目のカッコよさと強さを兼ね備えた人気能力でしょう。
私はバーニング+ボムの能力が好きで、カービィが花火になって打ちあがりながら火花で周囲を攻撃する能力。派手な見た目と快適な操作感が楽しかった覚えがあります。
その中で、ストーン+カッターの能力は「カービィが石像になる」というもの。石像になったカービィが動くというもので、決して派手な能力ではありません。この時点でなかなかマニアックなのですが、その石像の形はカービィシリーズ旧作のキャラクターを模したというもの。
そして、リック、クー、カイン、ナゴ……石像で形取られるそれらのキャラクターは、なんと、カービィ64本編には登場しないものなのです。つまり……このカービィシリーズのファンが"ニヤリ"とできる演出というわけです。その能力を即答するというのは……どう考えてもカービィ愛好家、カービィオタク、カービィマニアと言わざるを得ません。
「ストーン+カッターはオタクのチョイスだろ。」その場にいる誰もがそう思ったはずです。
しかし私も大人なので、特に「あんた、相当なカービィファンだね?」と指摘はしません。その後も少しだけカービィトークをして、その日は終わったのでした。
それでは、今日はここまで。最後に、私の考えるカービィコピー能力ミックスランキングを発表します。ライトファン部門とオタク部門です。
ライトファン部門
1位:カッター+ボム(手裏剣)
2位:スパーク+カッター(両刃のライトセーバー)
3位:アイス+スパーク(冷蔵庫)
オタク部門
1位:ストーン+カッター(石像)
2位:ストーン+ボム(ダイナマイト)
3位:アイス+カッター(アイススケート)
以上です。
終
参考:ピクシブ大百科