劇場版「カラマリ」拾和ミツルメッセージカード文（ネタバレ）
劇場版アニメ「Ｃｏｌｌａｒ×Ｍａｌｉｃｅ（カラー×マリス） ｄｅｅｐ ｃｏｖｅｒ」後編の入場特典としてランダム配布された拾和ミツルのメッセージカードの内容です。 未入手の方でどうしても見たい方はどうぞ。
※ネタバレ注意。（映画鑑賞後推奨）
君も物好きだよね。
いくら警察官としての大義があるからって、
どんな悪人だろうと守る対象だとか誰かさんみたいなキレイごとを言って……
実際、行動に移せるなんて大した変人だ。
このメッセージが君に届くかどうかはわからないけど、伝えておこう。
まあ、暇なときにでも読んでよ。興味がなかったら燃やしてもいいしね。
悪意の首輪をつけられて、死の恐怖に直面して、それでも抗って、
足掻いていた君を見て……まるで鏡を見ているようだった。
僕はあんな形でしか抗えなかったのに、君はキレイなままで、それが眩しかった。
どうして君を助けるヒーローが現れないんだろうって……悔しかったんだよ。
だからちょっと意地悪なことも言ったけど、それは許してくれるかな？
もちろん僕がしでかしたことは許さなくていいけどね。
ああ、最期なのにうまく言えないな。
もう世界に期待なんてしていなかったし、早く楽になりたかった。
それでも僕が抗おうとした人生の最期にね、
君みたいな子に会えたことは僥倖と言えるよ。
僕みたいな男の心まで守ろうとしてくれたこと。……ありがとう。
拾和ミツル
後半で衝撃の展開があり、気持ちが沈んだまま開いたメッセージカードが拾和のもので、より哀しみが広がりました。
これを読むと再び映画カラマリを観たくなります。
あのシーンの時はこんな胸中だったんだろうなと思い返しています。
©ＩＦ・ＤＦ/劇場版Ｃｏｌｌａｒ×Ｍａｌｉｃｅ製作委員会