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綺麗に撮るという事

こんにちはアイザワです。
先日知人カメラマン、フォトグラファーの集まりの際に、

綺麗に撮れる人は沢山いる

という話題があがりました。 
流れで行くと如何に個性を出すかというような話だったと思います。

綺麗に撮れる人は沢山いる。
私はここにもの凄い違和感を感じました。
人物写真をやっていると、

①良い表情の瞬間を切り抜く
②良い光の条件をつくる(探す)

このあたりがベースになってくると思います。
ただこのベースが基本にしてもっとも技術と鍛錬が必要な大切な部分だと私は思います。

タイトルバックでも使ったこちらの写真、個人的にはとても綺麗に撮れた写真です。
この写真のポイントとしては

その人と雰囲気にあった綺麗な光を作る
良い角度を探す

です。
文章にすると恐ろしくシンプルですね。
もう少し掘り下げてみます。

綺麗な光を作る

光をつくるのは何もストロボライティングに限った話では無いと思います。自然光での光の探し方や当て方も光をつくるプロセスの一つです。
ここがわかっちゃいるけど難しい。
正面、斜め、後ろ、高さ、光の種類何を組み合わせましょう?
私も限られた時間の中で鍛錬に次ぐ鍛錬を積みようやっとその入り口に立てたくらいだと思います。
※細かいTipsはここでは省きます

良い角度を探す

簡単に言えばその人がもっとも美しく見える角度。皆さんどうやって探します?
光の当たり方次第でも変わるかも。
ある著名なカメラマンと同じ条件で撮影した際に
この良い角度を探すスキルが途轍もないものでした。最近ちょっと私もコツというかフローが出来つつあります。

ここで世の著名なフォトグラファー、カメラマン、写真家の写真を思い出してください。
尋常じゃない良さがありますよね?
そして想像してみて欲しいのです。
自分が同じ環境に置かれた時に同じレベルのアウトプットが出せるのか? 
被写体も機材もアシスタントも、ロケーションやスタジオの条件も全て同じだった時同じレベルのアウトプットがだせるのか?
私はいつもこのあたりを念頭におきながら撮影に臨んでいます。果てなき道のりです。恐ろしい。

本当に綺麗に撮れているのか

さて最初の話に戻ります。
ここを念頭に置いた時に果たしてその人の最高の美しさを引き出す綺麗な写真を撮れている人はどれだけいるのか? 私は実はそれほど多くないのでは?と思います。ゴールの無い話ですし感性によるところの話かもしれません。
ただそれで片付けてしまうのか理論を立てて果てなき挑戦を続けるのかで最終的なアウトプットが変化していくと信じています。

写真は本当に奥が深いですね。

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