妄想大東京#7 『頑張ってる(ように見える)人』
この世の中は、「頑張る」ことや「努力」することが美徳とされる。
頑張ってない人がいると、頑張ってる人が叩く傾向がある。
しかし、私が思うに、頑張ってない人を叩く頑張ってる人は頑張ってる自分への承認欲求から叩くのだろう。
そして、頑張ってるように見えるように演出している頑張ってる人は、頑張ってるように見えるが、たぶん頑張っていないのだと思う。
私も部活動をしていた時、頑張っているように見えていたと思う。今思うと、頑張っているような演出をしていたと思う。暗い顔してみたり、疲れている時に出し切った感をだすために声をだしてみたり、がむしゃらに走ったり。それでは顧問からの評価はあがるかもしれないが、強くはならない。飄々としていた人達は自分に何が足りないのか、明確だったのかもしれない。
頑張ってるように見えたい欲求が強い人は他人を陥れる。
「もっと頑張りなよ」「このままじゃだめだよ」
このくらいはみんな言ったことはあるだろうが、この感覚が強い人は、良いように言えば自分の軸が立ちすぎている。確固たる自分の基準値がある。正直、こうゆう人間はいなくていい。
よく、頑張ってるように見えたい人はノートや部屋の壁に格言が貼ってある。座右の銘をすぐに言えるタイプの人間だ。そうゆう人が近くにいたら気をつけた方がいい。
言葉には重みがあり、胸に刻めるように思えるが、言葉なんて思ってなくても言えるのだ。サラッと消える。
プロセスか結果どちらを重視するか。というクエスチョンがよくあるが、結果に決まっている。私は本気になれば、頑張っているように見せる方が得意だが…プロセスが頑張って見える人は、
頑張ってるように演出するのが上手い人だ。
#7
以上