今こそ都知事選。
今になって、
都知事選の話。
私は、戦争の話は積極的にしたくない。
周りにはデモをしたり、自らの主張を激しく交わしたりする友が多いが、一体それが何になるのだといつも思ってしまう。やはりあまりにも身近じゃなさすぎるし、トレンドのように感じてしまう。まずまず「殺人」自体が悪だと完全に納得することはできないし、戦争となると国と国の話になり、人道的か非人道的かみたいな話になる。もはや私が思う人道が皆がおもう人道であるのであれば殺人自体が人道をはずれたもので、別にわざわざ戦争というものを大々的に取り上げる理由がどこにあるのか疑問である。戦争でなくても、殺人は行われているわけで非人道的な殺人も行われているわけで、わざわざ戦争になった途端に声をあげる人たちはそこは無視しているのかなと思ったりする。
それと比べると都知事選は魅力的に見える。
直接選挙で、全国民がインフルエンサーという時代、一般人であっても発信の仕方次第で応援している人へある程度の票を動かせる。
今回の選挙の盛り上がりの立役者は明らかに石丸伸二。YouTubeでのホリエモン、中田のあっちゃん、東国丸さんとの対談はおもしろかったし、それに続けて蓮舫さんや、田母神さんも(安野さんも別軸で)YouTubeに出演していて、随分と選挙が身近になった。政治のエンタメ化万歳という感じだった。高校の生徒会長レベルの話しかしない石丸伸二だが、カリスマ性一本であそこまでいけたのは尊敬する。
一方で僕が感じたのは、政治の話は御法度みたいな雰囲気がやはり世の中にあるなぁと。それこそ誰に投票するかみたいな話はピリッとするし、関係が悪くなると思う人が多いという印象。もっと軽いノリで話せるようになればなぁと感じた。
僕の場合、new jeans好きにはアイリットが好きと、松本人志好きには太田光好きと、阪神好きには巨人好きと、メッシ好きにはクリロナ好きと、言って相手の出方を楽しむのが趣味だが、やはりムキになる人も多い。みんな自分が好きなものを自分事として捉えるのがうまいなと思う。
もっと目玉焼きにかけるのはソースか醤油かくらいのノリで議論できたら、若者にもっと大きいムーブメントがおこせて、組織票とやらに対抗できるのではないかなと思う。
みんな自分が好きなものや応援している人に依存しすぎているように思う。もっとヘラヘラしながらバカな話するみたいに政治の話をしよう。