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【知られざる、日本のペーニャが紡いだバスク人とガンバ大阪サポの絆】第4節・アトレティック・ビルバオ戦|10/2(金)2:00キックオフ
Buenas(ブエナス)!
カディス・ジャパンのマッチプレビュー担当、のぐてぃえれすです。
※「何者」なのか、自己紹介はコチラにあります
前節はラ・リーガ屈指の強豪、セビージャ相手に善戦こそしたものの、地力の差を見せつけられ惜しくも逆転負けを喫してしまいました。
そして今節はバスク人でチームを構成するラ・リーガの中でも際立った特色を持つアトレティック・ビルバオとの試合です。
■アトレティック・ビルバオについて
昨シーズン、リーグ戦は11位と期待された結果を残せなかったものの、国王杯(コパ・デル・レイ)では見事に決勝まで進出。
コロナの影響により決勝は21年4月に延期となりましたが、レアル・ソシエダとのバスクダービーという大一番も控えています。
アトレティック・ビルバオの注目選手はウナイ・シモン選手です。
16/17および17/18シーズンはアトレティック・ビルバオの下部組織でプレーし、18/19シーズンには当時セグンダAのエルチェへのレンタル移籍。
ただ、当時エルチェに所属していたケパ・アリサバラガ選手がGKとして歴代最高の移籍金8,000万ユーロでチェルシーへ移籍したことを機にエルチェへのレンタルから早々に復帰を果たし、その後は当時22歳の若さながら落ち着いたプレーでチームを支えました。
ケパの放出の裏にはアトレティック・ビルバオの中で「ウナイ・シモンはケパ以上の逸材」という認識があったからだとも言われています。
そして彼は東京オリンピック世代でもあり、日本のファンは彼のプレーを知っていて損はないと思います。
■今節のカディス注目選手
今節のカディス注目選手はホセ・マリ選手です。
ドブレピボーテ(≒ダブルボランチ)の一角を担い、チーム戦術に沿った堅実な守備が持ち味です。
チームがゾーンディフェンスを主体とする中で、危険なゾーンに入ったボールへの的確な寄せと、スムーズなボール運びの為のポジショニングに優れており、堅守を誇るチームを支えています。
前節、セビージャ戦で開始早々のミドルシュートのような鋭い攻撃参加にも期待です。
■のぐてぃえれすの私的コメント
昨シーズン、元アトレティック・ビルバオの選手がJリーグに電撃加入していたのをご存知でしょうか。
マルク・スサエタ選手(現:メルボルン・シティFC)が2019年9月にガンバ大阪へ電撃加入しました。
アトレティック・ビルバオで379試合出場を誇るチームのレジェンドの加入は地元バスクのメディアも取り上げるなど話題となりました。
一方で、地元メディアが「スサエタの応援でスペイン国旗を振るのはナンセンス。イクリーニャ(バスク州旗)を振るべき」とも言及されていました。
この事態を本国からいち早く聞いた日本の公式ペーニャ(ファンクラブ)「ペーニャ アトレティック トキオタラク」の会長さんがイクリーニャを手配。
ガンバ大阪サポーターの方々と協力してセレッソ大阪とのダービーマッチに合わせイクリーニャがスタンドを舞いました。
このエピソードからもバスクという人々の強いバスク愛とそれに応えるサポーターの方々の特別な関係性がうかがえます。
そんなアトレティック・ビルバオはラ・リーガの中でも強い個性と伝統を放つ魅力あふれるチームです。
サッカー専用スタジアムのサン・マメスには是非一度、私も足を運んでみたいものです。
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