【CÁDIZ MATCH PREVIEW】第3節・セビージャ戦|9/28(月)1:30キックオフ
■自己紹介
はじめまして。
カディス・ジャパンによるマッチプレビューを担当することになりました、ほせ・まりあ・のぐてぃえれすと申します("のぐてぃえれす"と呼んでください)。
小学生の頃、TVゲームを通じてレアル・マドリーのギャラクティコに魅了されたのをきっかけに2005/2006シーズン頃から本格的に試合を観るようになりました。
2011/2012シーズン以降は毎年1回以上はスペインを訪れてマドリード中心にラ・リーガ観戦の旅もしています。
趣味はレアル・マドリーのを中心としたユニフォーム収集でマドリーだけで200枚以上、ラ・リーガのチームでも100枚近く、その他も合わせると計400枚以上…置き場に困りつつも、将来はミュージアムでも作れたら…と密かに企んでいます。
そんなマドリディスタ(=レアル・マドリーファン)でありながら、今回私がカディス・ジャパンのプレビューを書かせて頂くことになりました。カディス自身が“第二のクラブと言える存在”と自らを評していますが、マドリディスタとして、またスペインサッカーを長らく愛する立場として、少しでも多くの方々にカディスCFとラ・リーガの魅力を感じて貰うきっかけになる文字を届けられればと思っています。
■開幕戦、第2節の振り返り
セグンダから昇格を果たした今シーズンは15年ぶりのプリメーラとなりましたが、開幕戦はオサスナに0-2で敗戦(ハイライト動画)、第2節は同じ昇格組である岡崎慎司選手要するウエスカに2-0で勝利(ハイライト動画)しました。
そんな昇り調子(?)で迎える第3節は、昨シーズンEL(ヨーロッパリーグ)を制し、ラ・リーガ4位の強豪セビージャとの試合です。
開幕節のオサスナや第2節の共に昇格を果たしたウエスカと戦いと比べますと欧州でも高い実力を示すチームですから、ここでのカディスの戦いぶりは今後のトップリーグでの展望を占う上で重要な一戦となるでしょう。
■対戦相手のセビージャについて
そんなセビージャの注目選手は新加入のオスカル・ロドリゲス選手です。
レアル・マドリーの下部組織出身で18/19シーズンから2年間、レガネスへローン移籍。
19/20シーズンは公式戦32試合に出場し9得点2アシストを記録。チームは2部降格となりましたが確かな存在感を示しました。
日本のファンの皆さんは昨シーズンのマジョルカ戦、久保選手との対戦時に決めたFKをご覧になられて方も多いのではないでしょうか。
今シーズンより5年契約を結び、セビージャに加入しました。
中盤の攻撃的なポジションを主戦場としており、この9月に行われたネーションズリーグのドイツ戦でA代表デビューも果たしており期待の若手。
確かな技術に支えられた創造性溢れるプレーはスペインの未来を担う逸材です。
■今節のカディス注目選手
対戦相手の話はほどほどに、今節のカディス注目選手はイサーク・カルセロン選手です。
19/20シーズンにカディスに加入。チームに安定感をもたらす右サイドバックで継続性と的確なポジショニングで守備のバランスを取りチームの危機を未然に防ぐ守備職人。
強豪セビージャのような対戦相手には非常に重要なタスクを担うであろう選手の1人です。
ボールを奪いチームのカウンター攻撃の起点になれるか…注目です(後関西弁にも)。
■のぐてぃえれすの私的コメント
実はセビージャは、2017年の夏に『明治安田生命Jリーグワールドチャレンジ2017』として来日。
カシマスタジアムで鹿島アントラーズとの試合があり、私もちゃっかり観戦していました。
過去には指宿選手(現:湘南)や清武選手(現:C大阪)も所属歴があります。
また、現在はトップチームのアナリストとして若林氏がチームを支えており、意外と日本とゆかりがあるチームです。
またセビージャは世界でも屈指の名スポーツディレクターを擁するチームでもあります。
敏腕ディレクターのモンチ氏は2000年から同職に就き、セビージャの躍進は彼の功績と共にあると言っても過言ではありません。
※カディスCFにはその"モンチの片腕"アントニオ・フェルナンデス氏が、スポーツダイレクター付アドバイザーとして所属
「安く買って高く売る」というシンプルかつビジネスとしての基本をこのサッカー界にも大きく示した人物です。
今シーズンバルセロナから6年ぶりに復帰となったラキティッチ選手をはじめダニエル・アウベス選手やジュリオ・バチスタ選手など、彼が獲得した選手の多くはセビージャを介して飛躍していきました。
そういう意味では“セビージャに居る選手”は将来性豊かでそれだけで注目に値する…と言えるのではないでしょうか。
優秀なディレクターに支えられ、豊かな才能を発掘し続ける姿はセビージャの数ある魅力の1つであると感じています。
余談ですが、今シーズンミランから完全移籍を果たしたスソ選手は元々カディスの下部組織出身でして 、“いつかカディスでプレーしてくれないかな”とひそかに期待している選手の1人でもあります。
さらにカディスタの勝手な願望ですが、カディス県のバルバテ出身でセビージャ期待の若手であるブライアン・ヒル選手も、レンタルなんかして頂けると15年振りのプリメーラを戦う上で大きな補強になるのではないかな…と思っております。
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