【マドリディスタによるガチプレビューと、時々、Super League】第31節・レアル・マドリー戦|4/22(木)5:00キックオフ
Buenas(ブエナス)!
カディス・ジャパンのマッチプレビュー担当、のぐてぃえれすです。
■今節の見どころ
今節は平日の早朝5時KICK OFFという日本からの観戦はなかなかハードですがレアル・マドリーとの対戦ですから是非、皆さま早起きをお願いしますね!
前節、セルタも攻撃を耐え凌ぎ、勝ち点1を手にしたカディス。ついにTOTALの勝ち点を36に積み上げ、13位に位置しています。
楽観視は禁物ですが、大きな目標である残留に手が届くところまで来ているのも事実です。
残り7試合、残留ラインで18位のバジャドリーとの勝ち点差は9ポイント(勝ち点27)ということで、油断せずに目の前の試合に1つずつ挑むしかありません。
一方、レアル・マドリーはリバプールとのCLベスト8突破を掛けた大一番に勝利してベスト4進出を決め、ライバルのバルセロナとの大一番“El Clásico”にも勝利しましたが、過密スケジュールと新型コロナウィルスの影響でチームは離脱者多数の状況で、先週末のヘタフェとの一戦では多くの主力を欠いた状態で0-0の引き分けに終わり、首位アトレティコ・マドリーとの勝ち点差が開いてしまいました。
今節、カディスとの試合もキャプテンのセルヒオ・ラモス選手、メンディ選手、ルーカス・バスケス選手を怪我で欠き、フェデリコ・バルベルデ選手も濃厚接触者として隔離中です。
また、ここまでフル稼働であったモドリッチ選手とトニ・クロース選手も今節は召集メンバーから外れています。
前節を累積で欠場したカゼミロ選手とナチョ選手はメンバーに復帰しています。加えて、多くの欠場者がいる為、5人のカンテラーノも召集されております。
カディスのセルベラ監督の前日会見でアルベルト・ペレア選手とアレックス選手の欠場も発表されました。ファン・カラ選手も欠場見込みとのことです。
つまり、非常に残念ながらフェルナンデス兄弟の対決も今節はお預けとなってしまいそうです。
ペレア選手と共にアレックス選手には1日も早い回復を願うばかりです。
前回20年10月の対戦はネグレド選手の見事なポストプレーからロサーノ選手のゴールで0-1でカディスが勝利して、マドリディスタの私としては非常に複雑な心境でTVを眺めていた記憶です…笑
レアル・マドリーがラモン・デ・カランサに訪れるのは2015年12月のコパ・デル・レイ(国王杯)以来となります。
私を含む多くのマドリディスタにとっては非常に苦い記憶のある一戦ではないでしょうか。
2015/2016シーズンにレンタル先のビジャレアルから復帰したデニス・チェリシェフ選手(現:バレンシア)が出場したこの試合、実は前年のビジャレアル時代の累積で出場不可であったにも関わらず、管理不足で出場してしまい、チームは1-3で勝利を収めたにもかかわらず、規約違反となり敗退となってしまいました。
戦力が落ちていること、引いた守備でブロックを形成してくるであろうカディスに対して限られたスペースで得点できるかどうか、チームとしてもあまりいい思い出の無い土地、前回対戦での敗退…など、現時点ではカディスにとっても勝ち点を得るチャンスは十分にあると見ています。
今シーズン、ここまで戦力的に見劣りするチームに対しても果敢に挑み、自らのスタイルを貫いて勝ち点を積み上げてきたカディスは決して侮ることの出来ない強敵というのが忖度のない認識です。
もちろん、優勝戦線に踏みとどまる意味で、どんなメンバー、状況であろうともレアル・マドリーは勝利を義務付けられていますから、勝ち点3を得ることは必須事項です。どんな手負いの状態でも言い訳は許されません…!!笑
■渦中のSuper Leagueについて
Super Leagueの件には触れるか否か、迷いましたが少しだけ。
各チーム、各立場の思惑や狙い、思いなどもあるので、情報が不十分な中で何を言うべきか難しいのですが、私が過去に何度か直接対峙したレアル・マドリーの会長であり、今回の件の中心人物であるフロレンティーノ・ペレス会長について。
とてもファン思いであり、何よりチーム思いの人物であると個人的には感じています。
経営者としても素晴らしい手腕を持ち、愛するチームとそれを取り巻くサッカー界に対して、彼なりの視点での更なる発展への一助がこのSuper Leagueであったのかも知れません。
結果的に、各所からの批判の声も多く、一旦、検討の停止となりましたが、Champions League 3連覇を含む数々のタイトルとスター選手をチームにもたらした人物なのでいちファンとしては何を見据えてのこのタイミングでのアナウンスであったのかも含めてペレス会長の思惑をもう少し深く見てみたいと思っています。
■ユニフォーム・コレクション
今回の私のラ・リーガユニフォームコレクションです。
多分、200枚以上はあると思いますが、正確にはもう何枚持っているかよく分からない中で、全てを取り上げるわけにも行きませんので、特別思い出深い3枚をご紹介させて頂きます。
(左)2016/2017 アウェイ セルヒオ・ラモス選手
このシーズンは実に3回も試合を観る機会がありました。
11月のレガネス戦(@サンティアゴ・ベルナベウ)、12月のCWC(@日産スタジアム)、翌6月のChampions League決勝(@プリンシパリティ・スタジアム)。
人生で最も濃いレアル・マドリーとの思い出を共有したシーズンのユニフォームです。
コレクターなもので、普段あまり袖を通すことがないのですが、このパープルのシャツを着た写真は人生最高の瞬間の1枚です。
(中央)2009/2010 ホーム グティ
ジダンやラウールやロナウドといった有名選手に惹かれて欧州サッカーを観始めた頃、いざ試合を観てみると誰よりもテクニカルで異才を放っていたのがグティでした。
現役時代に会うことは出来ませんでしたが、2019年のアルメリアで監督しているところで会うことが出来ました。
時折、ボールを誰よりもうまく蹴る姿が昔を思い起こさせる、何とも言えないセンチメンタルな瞬間でした。
(右)2006/2007 ホーム カンナバーロ
カルチョ全盛期、セリエAが日本でも多くの人気を得ていたあの頃。
私も漏れなくイタリアサッカーを堪能した1人でしたが、ほとんど私と背丈の変わらない選手が、あの鉄壁の守備を誇る国の代表選手としてCBを務める姿に感動したのを良く覚えています。
ワールドカップを制覇し、大好きな選手が大好きなチームに加入する喜び…忘れられません。
中国で長らく監督を務める今、まさかお話する機会が巡ってくるなんて…高校生当時の自分に言っても信じられないでしょう。
残留に向け残りの試合も引き続きカディスの応援をよろしくお願い致します!
#Cadistasdejapon (=日本のカディスファン)も是非お使いください!
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