エゼキエル書を理解し学ぶための重要なポイント
2023年10月7日未明:音楽フェス開催の最中にハマスによって攻撃がなされました。それに応じて、イスラエル軍もガザ地区への空爆をおこない、多くの犠牲者がでました。
この事件をきっかけに、日本でも報道の量が増え、ハマスだけではなく、ヒズボラも参戦かといわれてもおり、国連は、ガザ地区北部の住民は南部に避難すべきだとする通告をイスラエル軍から受けたと発表しております。
地上戦突入か? そんな状況にあります。
「まるで、旧約聖書に予言されているエゼキエル戦争のことのようだ」
こんな見解も有識者からみられています。さて、エゼキエル戦争とは何のことでしょうか。
私は、高校生のときミッションスクールであったため、旧約聖書や新約聖書には、普通の日本人よりは少しだけ親しみがあります。
いまこそ、一度は旧約聖書、エゼキエル書を読んでおくべきではないか?
と思うのです。このブログで少し、エゼキエル書のことを記載していこうと思っています。
その前にですが、本日、書きたいことは、エゼキエル書を学ぶ為の重要なポイントです。
聖書読むのは非常に難しいです。その原因は下記でしょう。
抽象的な記述も多く
知らない地名や言葉も多く
文章も長々しい
読んでいくためのコツのようなことをまとめることが出来ればと思っています。
誰が書いているか認識する。
聖書は、たとえば、旧約ですとエゼキエル書、新約ですとマタイによる福音書、マルコによる福音書、ルカによる福音書、などのように人の名前がタイトルになっています。このような章は特になのですが、文中に「私」等主語が出てきた際にこの人のことであると確認しながら読むと読みやすくなります。
エゼキエル書ですと、エゼキエルという預言者が主体になって書いており、文中にでている私とは、エゼキエルであると認識することです。
文章の「あなた」、「彼」、「彼ら」等対象を明確に意識する
前述の誰が書いているかにつながりますが、文中に出てくる「あなた」、「彼」、「彼ら」がだれのことであるかしっかりと意識しながら読むとよみやすくなります。翻訳であるからか、通常の日常会話の日本語よりも、明確に、誰が、誰に、何を、語っているのかが明確に書かれています。(通常の日本語ですと雰囲気でその点を記述することも可能でしょう)
そこで、問題になるのが、「彼」、「彼ら」等ような3人称が、ちょっとわかりにくいことがある、等ことなのですが。。そこは、読む人の努力ですね。
章の書かれたバックグラウンドを事前に意識する
それぞれの章が書かれた背景はしっかりと抑えてから文章を読むとアタマに入ってきやすいかと思います。たとえば、エゼキエル書であると、世界史の時間にならうバビロン捕囚だな、といういような感じです。エゼキエル書ですと下記のような感じです。
地名を上手く処理する
たとえば、エゼキエル書ですと、古代のバビロニアからエルサレム、エジプト、エチオピアまでの地名が出てきます。それらの地名はしっかりとメモをして図解して理解することに努めます。
しかしながら、そこにこだわってしまうと今はない地名、どこにあったかよくわからない地名などが多く、かえって理解の妨げになってしまいます。
たとえば、エゼキエル書ですと、ケバル川という川がでてくるのですが、今は、どこにあった川なのか特定するのが難しく、イラクのあたり(バビロニア)にあった川であろうといくことしかわからないです。このようなときはいったん無視するのが得策です。
ちなみに追加ですが、ChatGPT(GPT3.5)と対話を行って、導き出していただいた、エゼキエル書を読む為に大切なポイントは、下記です。さすがに賢いですね。ChatGPT先生は。
聖書の日本語訳自体は、こちらから無料で読むことが出来ます。
https://www.wordproject.org/bibles/jp/26/12.htm#0
最後に、私はクリスチャンではありませんし、聖書の専門家でもありません、また、イスラエルやパレスチナに関してはどちらに偏った考えや見解を持っているものでもないことを記載しておきます。