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#86 本日の1問 健康保険制度

銀行業務検定試験:年金アドバイザー3級:2024年(第159回)から出題です。


〔本日の1問〕

問3(3)
国民健康保険の保険料(保険税)の納付(納税)義務者は、世帯主である。

2024年(159回)銀行業務検定試験
年金アドバイザー3級 試験問題


〔本日の解説〕

  • まず、問題文を読んで「?」となるのは、「保険(保険)」と書かれているところであるが、これには以下の理由が挙げられる。

    • もともと国民健康保険制度が始まった当初は、「国民健康保険料」として徴収していたが、保険料の滞納等により財政が悪化する自治体が次第に増えてきたため、徴収率を上げようと新たに地方税として「国民健康保険税」として徴収し始めた。

    • これは単に名称だけ変更したのではなく、自治体にとっては次のメリットもあった。

  • 国民健康保険料(保険税)は、「医療分」「後期高齢者支援金分」「介護分」の合算額で、それぞれの内訳は市町村の選択により「所得割」「資産割」「被保険者均等割」「世帯別平等割」で構成されている。

  • 国民健康保険について纏めると次の通りである(参照:総務省|地方税制度|国民健康保険税

    • 課税団体:市町村

    • 納税義務者:国民健康保険に加入する被保険者の属する世帯の世帯主

    • 税率:市町村ごとの年間の医療給付費、被保険者の所得及び被保険者数等により変動

    • 徴収方法:普通徴収、特別徴収

    • 賦課期日:4月1日

    • 納期:普通徴収については、条例による(特別徴収は年金支給時)

  • 従って、国民健康保険の保険料(保険税)の納付(納税)義務者は、世帯主である。

〔本日の答え〕

  • 正しい


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