モノを売りたい人の掟
※月刊マガジンの無料公開記事です。
ここ一年間くらい、新しく洋服を買ったら増えた分だけ服を処分するという断捨離生活をしていて某フリマサイトにお世話になっています。
自分には必要ないものであっても違う人には重宝されるニーズの面白さと便利なシステムの虜になっているんですが、気になって仕方ないことがあるんです。
私の使っているサイトはモノの取引後にお互いに相手をよい・ふつう・悪いの三段階で評価・コメントできるシステムになっています。ですので利用する人はなにかを購入するとき、出品している人の評価を見て(悪い評価がある人かどうか等)取引するかしないか決める基準のようなものになっていると思います。
個人の成績表とも言える制度があることで「悪い点をとらないように気をつけよう」と誰もが意識して使っていると思うのですが、なかには悪い成績表の人がいます。そういう人たちを眺めていると、共通して「売る気あるんかい?」と突っ込みたくなるような取引をしているように見えて釘付けになることがあります。
これまで利用してきた実感として、わるい評価をもらうのはよっぽどのことと想像するので、その人たちがどんなコメントをもらっているか見てみると
「取引の対応が悪すぎる」
「連絡がおそい OR なかった」などがほとんど。
人の価値基準も色々あるので100人いたら1%くらいは悪い評価をもらってもおかしくないとは思うのですが、こういう方々のプロフィール欄を見てみると悪い評価の理由が容易に想像できるんです。
こういった方々の成績表の方々のプロフィール欄には、共通して書いてある文章がギャグですか?と言いたくなるくらいケンカを売っている文章になっています。
たとえば、
初心者はかなり自分勝手な人やクレームが多いです
いきなり購入しといて文句言ってくる人いますが迷惑なのでやめてください
以下の内容を読んだとみなします(←と書いて注意事項を説明していたり、、、)
など「いやいやあなたが自分勝手でしょ」とツッコミどころ満載の独自目線な説明が書いてあってビックリします。
おそらく本人は過去に悪い評価をされて嫌な思いをし納得できずにいるのでしょう。
初心者はかなり自分勝手な人やクレームが多いですと自分の対応が悪いのではなく相手が慣れていないのが悪いと決めつけていたり、
以下の内容を読んだとみなしますと独自の勝手なルールを押し付けて、そのページを訪れた人に自らケンカを売ってるんです。
最初のイメージがひいてしまうくらい悪いことも要因となって悪い評価をもらっいると分析します。
こういう方がかわいそうなのは、自分からケンカを売っているということに気がついていないこと。
最初の印象って、リアルでもネットでもすごく重要。人は最初に「こういう人だ」と感じた印象で先入観をもって相手を見るので、最初の印象が良くないと些細なことでも相手を非難するようなことにつながります。
だからモノを人に売りたいのなら印象のよい見せ方をすることは必須です。
「言いたいことをどんな言葉をつかってどのように表現すると相手に良い印象を与えるか」を少しでも変える意識があったら、きっと評価は変わる気がします。
以下の内容を読んだとみなします
という文章を見ると「なんて上から目線な・・・」「感じわるっ。何様?」と印象になるかもしれないけれど、
大変お手数ですが、商品を購入される際には以下の内容をかならずご一読の上お願いいたします
だと印象はまったく違うものになるはず。
言いたいことをどう表現するかで相手の心象は全く違うものになる。
誰でも簡単にモノを売ることが出来て便利な時代だけれど、単純に売り買いできるものではなく、やっぱりそこには人間の感情がある。ストレスなく個人でプチビジネスするためには対応のしかたやことばの功罪を理解することはますます必要になってくる気がしています。
最後までお読みいただきましてありがとうございました。
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