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デアデビル2期-⑨「Daredevil: Hell To Pay Vol. 1」
情報
収録:Daredevil (1998) #94-99
ライター:エドブルベイカー/ イラスト:マイケルラーク他
あらすじ
毎晩マットの帰りを待つミラ・ドノヴァン。デアデビルとして毎晩出かけるマットの帰りを待つ彼女の心は今にも破裂しそうだった。
ヘルズキッチンから犯罪が消えることは無い。デアデビルが強盗犯を追い詰めるが、興奮した強盗犯は仲間を銃殺し自殺した。時を同じくして、ライカー刑務所に収監されていたメルビンポッターが所内で殺人事件を起こす。ベッキーはメルビンを担当している弁護士に協力を持ち掛けられ快諾するが、マットとフォギーはそれどころではない。彼女に説得されメルビンと面会する一行だったが、なにか様子がおかしい。何かがヘルズキッチンに忍び寄る気配があった。
感想
非常に悲しい話でした。hell to pay とは一大事とかそう意味なのですが、一大事どころの騒ぎではない。デアデビルの人生にいろいろありすぎて、結婚あでしたミラへの負担がかなり大きくなった結末が描かれる。デアデビルがこれまで何話にもわたって、メディア対応やキングピン勢力、ヤクザ関連との闘いで自分の身しか守れなかったことの代償を払う。この本だけが面白いというより、いままでの話があってこその、よくまとめた、いい着地をしているという印象。登場人物それぞれのストーリーも深く、読んでいて面白い。いい回だったと思います。
キャラクター※ネタバレあり
マット・マードック/デアデビル・・・メルビンの理解者の一人として、メルビンの暴走を放っておけなかったいいひと。本気を出したメルビンにボコボコにされるが、なんとかミラの命は救うことができた。だがこれは始まりにすぎなかった。
フォギー・ネルソン・・・今回はいろいろ振り回されていた。マットの親友でネルソンアンドマードック法律事務所の同僚。
リリー・ルッカ・・・惚れ薬のような香水をつけてマットをだましたヴァネッサの駒...だったがデアデビルにより解放される。香水をやめた後も周りの男に惚れ薬の効果が効いているためマットに助けを求めに来た。
ミラ・ドノヴァン・・・マットの妻。マットのエクストリームな人生に翻弄され精神が削られ続けている。男を惑わすリリーの存在をよく思っておらず、マットにかかわるなと癇癪を起すが....。
メルビン・ポッター・・・別名グラディエーター。回転するのこぎりを飛ばしてくる巨漢で、デアデビルを苦しめたヴィラン。精神的に不安定な部分がある。デアデビルのおかげで改心し、コスチュームショップを運営しデアデビルのスーツも製造していた。彼の協力な戦闘力とコスチューム製造の技術はよく他のヴィランに利用されてしまう。
ダコタ・ノース・・・育休につき不在のジェシカジョーンズに代わりリリーの件を調査。重要な手がかりをつかむ。
ラリー・クランストン・・・デアデビルの昔の知り合いのようだが果たして.....
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