見出し画像

お祭りすごいね、という話

お盆の時期だからか近所でもお祭りが頻繁に行われています。
神輿が出てきて、わっしょいわっしょいと声が聴こえてきて、夏だなあと実感を得たりします。

各地域毎にこれが行われてると思うと、伝統とか口伝というツールの優秀さに気付きます。
何百年と繋がれてる祭事がある、というのはよくよく考えると途方もないことを自然とこなしてるんですよね。
百年単位で残るものってそうそうありません。
形として残るなら建築くらいのものではないでしょうか。

祭事というのは宗教性に起因するものだと認識しています。
奉ることで様々な祈願をした、その名残ということですね。
一見形骸化してるんじゃないの?と思うんですが、そんなことは全然ないんですよね。
これだけ他者との関係が希薄という時代において、祭事というだけで人が集まるのは、宗教性が現代でも機能してる象徴だと思っています。

コミュニティ論に帰結するのはあまり本質的ではないですが、インターネットが普及しコミュニティが仮想空間上に移行する中で、祭事は現実世界の最大かつ最も歴史のあるものと位置づけられるような気がします。

花火大会も同様ですね。
特に深いこと考えなくても、観に行きたくなります。
元は慰霊のためという話ですから、知らず知らずのうちに宗教性を実感しているんですよね。

節操のない日本人にも根付いてる文化がしっかりあるということを、毎年認識しながら、今年も夏を過ごしています。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?