お金持ちの食道楽と人類史
#プロデューサーの独り言
食料確保以外の道で人が生きられるようになったのは、人類史上1.34%の時間にすぎません。
ホモサピエンスが現れたのは20万年前。
氷河期で狩猟ができず農耕という命綱が作られたのは2万年前。
最古の貨幣エレクトロン貨は2690年前。
いま目の前にある栄養価の高い食べ物を食べないと、次にいつ食べられるか分からないという歴史がほぼ100%の人類史。
無意識の危機感から、お金持ちは栄養価の高い食べ物に、使えるだけのお金を使うそうです。
そしてアッパー系と言われる塩、バター、砂糖の脳内麻薬が快楽回路を作り、歯車はくるくるクルクル。
しかし人は別動物と違い、理性と知性が前頭葉に備わっています。
美食という脂肪にお金を払い
ベンチプレスという健康にお金を払い
禅というパラレルワールドにお金を払う。
情報産業とパンデミックにより前時代的な食への考えが淘汰され始め、お金持ちかそうでないかの生き方のコントラストは薄れグラデーションになってきている。
美食、健康、SDGs、サスティナブル。
情報弱者にモノを売ることも、身勝手な搾取をすることも、法に触れない小狡(こずる)さもジリ貧だとみんなが理解している。
バブルも、ロスジェネも、デジタルネイティブも購入を決めるポイントは、自分の中の良識となっているのではないか。
一人で、そんな気がしています。