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「やらない理由」なんていくらでも - DJ選曲ができない話。

師走ですなぁ。明日は13日の金曜日ですなぁ。

暮れになると、とりあえず忘年会シーズンとして、飲んでいる人が多い。まぁ、電車繁華街。みんな飲んでいる人が多いですね。

師走ですなぁとその光景をみながら思うのですが、子供の頃はどちらかというと、「暮れ」というイメージは、年の瀬を考えるというよりも、「来るべき新年」の方に思いを馳せる方が強かったんですね。

まぁ、クリスマスプレゼントという限られたリソースからの現物支給よりも、「お年玉」という無限のボーナスステージへの期待感もあったんでしょうけど、どちらかというと、「たくさんの人が家に集まる!」という楽しみも少しはありまして。

田舎の生まれなもんですので、繁華街で遊ぶ場所やゲームセンターもない限られた遊戯の環境に突如として現れる、親戚のおじさん、お兄さん、お姉さんなんていうのは、ファミコン登場以上の革命的な遊具なのです。

それで、子供たちが遊んでいると、大人はお酒を飲む。やたらと飲む。

「正月だからめでたい」と理由をつけて飲むんですね。

そのテーブルを囲んで人が集まっている風景が、「おめでたい」「楽しい」姿として目に焼き付いているので、自分の中で「お酒」というイメージはポジティブなんですよ。

「お正月+お酒」という印象が強いので<新しい幕開けを彩るアイテム>とでも言うんですかね。

要は「何かを祝うもの」とでも言いますか。なんか、人を幸せにしてくれるアイテムとしての存在で。まぁ、親戚の人間や肉親が祝いの席で世間体や目もある中で余計なことなんてしなかったので、そういう印象もあるんでしょうけどね。

大人になると、色々と飲むことに対して、理由が付いて回ります。

祝い・労い・愚痴などなど。

決して、ポジティブに幕開けを祝うためだけでもなくなってくることを知るんですね。

みんな色々とありますね。

逃避もでいますし。飲んで忘れて「また明日考えればいっか!」とでも思えれば新鮮な気持ちで明日また取り組めるんでしょうけどね。

【理由をつければ何でも飲んでいいと社会的な認知です。】

繁華街でゲタを外して騒いでいる大人の皆様、大いにはしゃいでください。

だって、その権利があるんですから。1年間本当にお疲れ様でした。

今くらいうわっと行きましょうよ。

(自分の取引先の皆様お仕事はしっかりです。それはいかんです)

で、「また明日考えればいっか!」最高の切り替えですよ。

一度脳裏に焼き付いてしまった、余計な手垢を落としつつ、真っ白なキャンパスにまた絵を描けばいいんですから。

1年の悪いことなんて全部「夢のせい」みたいにして(芝浜か!)、また新しく始めればいいんですよね。

でも今、正確には12/12(木)の23時半なんですけど、そうも行かなくなっているんですよ。

ダルいんです。

何にダルいかと言いますと、「明日のDJの選曲ができない」んですね。

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(バッチリ関係ないレコード聴いています!)

正確には、「できない」じゃなくて「やらない」んですよね。

最近引っ越したんですよ。それで、DJブースも広くキレイになり、環境は抜群になってきたんですけどね。

「やらない」んです。

理由はいくつかあるんですね。

1.寒い
2.電車でレコードを持っていくのがダルい
3.内容を考えるのがおっくう
4.明日の鈴本演芸場の夜席(落語です)で古今亭 菊之丞師匠が「芝浜」をやるので見に行きたい。
5.映画、「ダージリン急行」のブルーレイを買ったので見たい
6.作るべき必要のあるプレゼン資料がある
7.近所の銭湯に行きたい
8.眠い
9.今読んでいる本が面白い
10.洗濯物が溜まっている

「今、DJの選曲ができない10の理由」を並べてみました。

はっきり言って、【ハラスメント上司】でなくても、「ふざけるな」と言いたくなるような理由です。

自分の部下が、企画書を作らない理由があるとしたら不安になりつつも、冷静に年末の査定でそっと、優しく「少し・・・」という判断を下すでしょうね。

まぁ、そんな部下になったとしたら上長としての自分の責任でもあるんですけどね。もっと大きく言えば、社会が悪いことにでもしておきましょう。

これで、芝浜の<裏長屋に住む棒手振りの魚屋の勝五郎>のようにしっかりとした奥さんがいればうまいことやるように仕向けてくれるんですけど、

如何せん一人暮らしで今の所特別な関係(誤解せずに。これを読んでくれているだけでスペシャルです)の方もいるわけではないので、自分でなんとかしないといけないんですね。

人は、何でも「理由」をつけることで動けない生き物です。何とでもなります。やらずにいるのは。でも、やらないと進みもしないのもまた人生。

で、対応方法を考えるしかないんですよ。この10の理由に対して突っ込めば何か生まれ変わるきっかけにでもなるのかなぁと思うんで考えます。

1.寒い

これは師走ですもんね、日本には四季がある。

暖房をつけるか、厚手の羽織りものでも着ればいいと思います。

大事にしているコートでもいいし、ユニクロの毛が生えているパーカーでもいいし、

何なら湯船に使ってみるのも効果的だと思います。

温浴効果ってすごいんですよ。

説明すると長くなるんで、この日本浴用剤工業会(こんな団体があったのか!)のサイトを参照ください。

しかし、タグラインがいいな。「もっと温まる、リラックスする。日本浴用剤工業会は、入浴剤の楽しみ方を提案します。」どんどん提案してほしい。

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(近所から見るスカイツリー綺麗)

2.電車でレコードを持っていくのがダルい

CDにすればいいんじゃないでしょうか。アナログレコードでバシッと決めるとか狙わないで、CDにして持っていけばいいんじゃないでしょうか。

3.内容を考えるのがおっくう

毎回完全に中身を入れ替える必要があるんでしょうかと20年前から自分に言い聞かせたい。問いたい。

そんなに毎回中身を帰るなんて、「自分たくさん聴いていて器用なんですよ」と自慢しているみたいなもんでしょう。

いいんですよ。自分のスタイルみたいなのやればいいんですよ。

でもおっくうと言うのはよくないですね。ちゃんとやりましょうと言いたい。

4.明日の鈴本演芸場の夜席(落語です)で古今亭 菊之丞師匠が「芝浜」をやるので見に行きたい。

これは厄介な問題です・・・。なぜなら、見たいからです。

対策としては、落語会や独演会などの情報をくまなくチェックするしかないのかなぁと思います。

(親子酒もめっちゃいい)

5.映画、「ダージリン急行」のブルーレイを買ったので見たい

準備が終わったら見ればいいと思います。と言うか、思う。

6.作るべき必要のあるプレゼン資料がある

準備が終わったらまだ締め切りまで時間があるので、寄席に行かずに作る必要があると思います。

これは大切なことです。

7.近所の銭湯に行きたい

家にもいいお風呂があるので入浴剤を買う。

8.眠い

終わったら眠れる。

9.今読んでいる本が面白い

脳科学というか、記憶についての本なんですけれど、面白いんですよ。

「わかる」とはどういうことかという「認識についての脳科学」です。

記憶の種類にはいくつかあって、「言語」と「思い出」が組み合わせられるとエピソードとして記憶されるとか

そういう類の本なんですけど、なるほどなぁと思います。

わかりやすく言えば、音楽。記号としてのタイトルだけだと文字情報としてしか認識されないので、案外覚えないんですけど、

そこに思い出が加わることで「いついつに誰々と聴いたあの曲はXX」みたいに記憶されやすいとか。ありますよね。

好きな人と聴いたら覚えているとか。みたいなですね。

それが別れた後に負の思い出になりそうな場合は、もう恋愛に音楽を絡めないとかいう選択肢も自分ではありまして。

(関係ない)

10.洗濯物が溜まっている

優先度は低いので他に持っている服を着ればいいと思います。

とか、1mmも進んでいないんですけど、こんなことを書いているのに費やしている時間がすでに30分以上やっているので、

そもそも最初から手をつけていれば終わっていたはずなんです。

まぁ、芝浜の勝五郎が「自らを戒めるために酒をやめた」みたいに、僕も選曲が終わるまでタバコを吸わないという小さい戒めをしようかなと思うんですけど。

とりあえずそんなことを書き連ねてみて、生産的な出来事といえば、「日本浴用剤工業会」という団体を発見したことですね。

これは追うべきですね。

やります。自分にとってそんな中選んだ曲でみんなと楽しんだというエピソード記憶が出来上がればいいなとは思っています。楽しいほうがいいです。

しかし、外は寒いなぁ。現実逃避してもいけないので、

「これが夢であっちゃあいけねぇよ」と芝浜の最後のように噛み締めて!

要はまとめると、明日めっちゃ芝浜見に行きたいです。




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増田ダイスケ
新しいzine作るか、旅行行きます。