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東京の風に少しだけ汗ばんで過ごした7月中旬のただの日常

雨が降る。梅雨だから仕方がないのだけど、ただ、雨が降る。

どうも、洗濯物が乾かないのは困っていて、靴下が足りない。

では、乾燥機を買ったり、部屋干にすればいいのではないか。そう。

君が正論。
だけどね、今の部屋をそんな作りにできない理由がある。

在宅勤務で、いかんせんスペースがない。乾燥機さえ置く場所はないのだ。

僕はというと、相変わらず寄席に行き、ラーメンを食べ、キックボクシングで運動をして、映画を見ている。

外をとにかく歩いている。

少しだけ気になるので、人が密集するところは避けている。

レコードを買う、服を買う、本屋を冷やかす。落語で笑う。

当たり前に外を歩くことができることは、なんて素晴らしいことなんだろう。

ただ、違うことがあるとすれば、大切な人とのやりとりが、マスクやビニール越しになったことだけだ。

映画を見る。ウディアレンの新作、若草物語、劇場、それ以外にもたくさん。

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どこも全てマスク越しの会話や適切な距離をたも立たせられることはまだ義務づけられていない世界。

僕たちは、少しだけ距離を置かなければならない世界で、ただでさえ簡単ではない意思の疎通に、物理的な強制力まで壁を作られてしまった。

寄席。

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なんだか知らないけれど、柳家喬太郎さんをたくさん見た。

思えば、僕が初めて寄席に行ったのは多分去年の10月か11月頃だった。

彼がトリを務める鈴本演芸場。

そこから、他人から見たら尋常ではないペースでの寄席が良いが始まった。

落語が見たい?それもある。だけど、この方の見せてくる一つ一つの動きが、「また明日も見てみたい」と思わせてくる。
やたらと艶っぽいんだよな。これが。

初体験がこの世界観。幸せだったのか?それとも不幸にも足を踏み入れてしまったのか。いずれにせよ、僕の日課のようになってしまった。

やっと洗濯物が取り込めた。

なんとなく、「乾いてびしょ濡れだった日々にさようならしたこと」に喜んでくれている気もする。

もちろん、僕だって嬉しい。明日から履くべき靴下がある。

在宅ワーク。少しだけ眠れない。悪い癖。
なんとなく、新しい出来事を考えてしまう。

明日は何をしよう。仕事だ。生産性を高める行動が大切で、それは社会のルールというよりも、自分の日常であり、
社会と接点を持つことで、自分自身のスキルや、相手への思いやりを確かめる行為。

俯瞰して世の中を見ていたい。

そんなことを考えていたら、単なる事実を並べた世界になった。

短歌教室に通うことを再起する。
課題は「感」。

感じる?感情?感動?なんでもいい。気分を現しやすい感じだ。

今週中に課題提出。

さて、何を詠もうか。

いつの間にかお休みして半年近い時間がすぎた。

その間、機械のように仕事に没頭した。

感情は僕に残っている?この句をどう詠めるのかな。

きっと、赤裸々に僕の感情を現すだろう。

それはそれで楽しみの1つだなんて、思うこともある。

また明日。おやすみなさい。

やることや人との約束や楽しみな時間がある。

それが僕が明日も過ごす理由だ。

周りの人たちのサポートで動けている。

最近スニーカーをやたらと買う。

お洒落がしたい?というわけでも「少しある」けれど、僕はとにかく東京の街中を歩き回れることが嬉しくて仕方がないんだ。

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3本のラインが目立つ同じシリーズばかりの色違い。仕方ないだろ?好きなんだから。

最後に、あんまりTwitter、好きではないんだけど、これについて。

行けないの、辛いよね。僕は大学に通うことが楽しみだった。友達はほとんどいなかったけれど、知識を共有して手に入れるきっかけがたくさんあった。画面越しの中では、「自分向け」の情報に限られてしまうのかな。

もちろん、専門的で必要な授業を取り、学ぶことが目的でもあるのだから、オンライン授業は間違っているわけでもない。

でも、美大生だから、だとか、他の学部はできているよ。だとかそういう問題だけでもなくて、大学って何?と考え直すきっかけになって欲しい。

社会で、同じ目的の中にバックグラウンドが違うことが組織やチームの強さにつながるって本に書いてあった。そして、そのことを実感できる社会に出る前の最後の体験できる場所なのかもしれないとも思う。

大学という場所は、きっとその1つのモデルケースなんだよ。これが、都市でも会社でもできないことはないけれど、経済活動やしがらみのない中で体験できる最高の機会。

一概に、「再開してください」ではなく、まずはそんな世界を体験することが僕たちの想像力にどうこれから影響をしていくのか?を物理的な思考ではなく今一度考えてみて欲しい。

ありがとう。今夜もそう思いながら床につく。

また明日ね。

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増田ダイスケ
新しいzine作るか、旅行行きます。

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