見出し画像

家の中での生活で、誰かと出会うためにしていたら気がついたこと。 - 不急不要の焦りは安かろう悪かろうな未来。


今、オフィスには誰もいない。みんな、それぞれの家で、地域で同じ目的に向かって自分たちの役割を果たしている。

毎日、Googleハングアウトや、zoomのようなオンライン会議ツールでおはようございますを言う同僚。

電話や、文字で挨拶を交わし、もしかしたらこれからも実際には会うことのない可能性があるお客様たちと、文字や、音声、画面の向こうの相手とのやり取りで物事が進む。



これまで、何かを新しく入れることを躊躇っていた世界が、一気に変わる。



変わると言うか、変わらざるを得ないため、皆が必死に模索する。

僕は今、ウェビナー配信を導入する事業を行う企業に参加している。

元々、ウェビナー配信を起点として、CRMツール的な役割で顧客分析をして、リアルなイベントに参加できなくなったお客様や、遠隔の方々にも、距離や時間を関係なく「同じ情報へのスタートライン」に立ってもらいながら、送り手、受けてそれぞれの情報の精度を高め合い、ビジネスの基盤を固めるためのインフラサービスだ。

この事業を伝えていく中でやはり、との緊急事態宣言が出る、出ない以降、問い合わせは増えた。みんなが今までのビジネスを保っていくために、リアルなイベントを配信していかなければならなくなったからだ。

初めての配信をする、そう言うお客様のために、自分が何をできるか、知恵を絞り、一緒い考えていく毎日。

皆が、「新しい形」を模索しなければいけなくなっている。強制的に。

これはお仕事としての話題。



ビジネスだけに限らず、僕たちも新しいツールで、閉じた空間で、「新しい形」を世の中から提案されている。


一気に変わることは社会情勢的に致し方がない。皆が維持していくのであれば変わらざるをいけない。

しかし、それは「変えなければいけない」ことなのだろうか。とも思う。


普段の慣れ親しんだ時間との付き合い方を無理に変えていくことで疲弊していくことは事実でもある。

新しい出来事に可能性を見出しつつ、新しい出来事に疲れていく。

自分の生活で変わったこと

1.読書時間が減った
本来、リモートで自宅待機をしながら仕事をすると言うことは集中する時間が増えたはず。通勤時間や、仕事での文字でのコミュニケーションが増えたことで、圧倒的に本を読むことが減った。
昼間の仕事で、文字との向き合う時間が増えた分、インプットとしての文字との時間の付き合い方が変わった。
2.おそらく仕事をする時間は増えている
移動時間がなくなったり、息抜きにオフィスの近所を歩いたりする分、同じ勤務時間の中でPCに向かい、集中していく時間は増えている。
メリハリが薄まりつつある。
3.文字より音声
家にいる時はラジオを流しっぱなしにしている。他社と生で会話をすることが減り、文字コミュニケーションが増えている分、
音声で誰かに話しかけられている気分が欲しくて、ラジオからの語りかけを求めてきている自分がいる。
これからは「ながら聴き」ができる音声メディアはラジオ、Podcast共に息を吹き返してくる気がする。
ラジオの持つ本来のインタラクティブ性の強みが再度脚光を浴びる。


最近スクールオブロック、また好きなんです。

TOKYO FMの中高生がロックを愛しながら、普段の日常をシェアして、考えて、語り合う。未来に向けた音楽番組。

在宅で休校中の学生たちへのコミュニケーション指南や「みんな今何してる?」であったり、「お家にいながら思わずやってしまったこと」を、重くなく楽しみながら1人ではない毎日を共有する。
それはとても素敵なことだ。月曜日の「全国暇自慢グランプリ」は最高。


4.案外お金を使う
いつ、時間を取るかわからないのだけど、外を歩けない分、インターネット通販を使い始めていて、時間が潰せそうなコンテンツを買ってしまった。
急激におうち時間を充実させようとしてしまっている自分がいる。
5.映像コンテンツと向き合う時間は減っている
家にいたら、映画を見たりネットフリックスの番組に向き合う時間が増える!と思っていたら、歩いたりしない分、エアロバイクを漕いでみたり、
オンラインのキックボクシングに倒したりする分、体を動かしていかなければいけない時間が増えてきている。
6.友人とのやりとりが増えた
zoomなどのオンライン会議ツールを使用した飲み会的なものが、増えてきている。みんな、人を求めているのか、一度開始したらまぁ、終わらない。
毎週末、平日の鬱憤を晴らすかのように、喋りまくる。
だいたい7時間くらい喋る。

みんな部室か!と思うけれど、普段人と話さなかったり、新しい刺激を街中から得られない場合、ここで対人欲求を満たそうとしている。

ただし、その分、これまでよりもやりとりをする時間は増えて、関係性は深まってきている。深度よりも頻度。

と、いいところも悪いところもあるこの在宅時代にふと思いつつある。

これまでの暮らしを変えて行かなければいけない反面、

「無理に維持していく必要性があるのか」とも。

つまりは、悩んでいる。

一月くらい前に、演劇、エンタメを配信位切り替え、マネタイズしなければと思い、奔走した。何ができるのか?どうしたらできるのか必死で、頭をぐるぐると回し続け、すごく疲れた。

今、同じことがビジネスでも起こってきていると思う。

それはそうだ、この後何が来るかわからない中で、これまでのように収入を維持したりしなければいけないからだ。

だから、維持すること、変わることの両面を感が続けることや、応援し合うことがどれだけみんなの負担になるかを考えたり、
あふれている助け合いに疲れていることは疑いようもない事実。

では何をすればいい?

東日本大震災とは状況は少し違うけれど、あの時と同じく「人を大切にして、好きなものを楽しんで、当たり前のことをとにかく普通にしていく」ことを選びたい。

文通なんぞ初めてしまった自分が言うのもなんだってことなわけど、そうしたい。

手紙を書くことは、「人を大事にしたい」の延長でもあるのだけど。

新しいことを考えて、実行して、古いものを選別して価値観がまるっきり変わりつつある世の中を生きる。皆様本当にお疲れ様です。

さて、これからの一週間はどうなるかな?

期待と不安と可能性の中で、愛する落語を聴いている。

でも、みんな焦ってもとも思うこともあり。

不急不要の焦りには安かろう悪かろうの未来が待っている。

多分、そうだ。

配信でエンタメ

丁寧な暮らし

とても素敵な日記

コンテンツ向き合う素敵な毎日

物を作る意義と向き合う


自宅の本棚をメディアに変えている!!!

すごくいい!「一呼吸置くとは、自分の頭で考えて判断すること」

みんなそれぞれ考えながら生きているな。
負けてられないと思うと少し肩肘張らなければいけなくなるけれど、
みんなが生きていること、考えていることに救われる。

僕はと言うと、相変わらずこんな感じ。

連絡をいただいた方に、手紙を書いている。

向き合っている。

気が向いたら手紙でもください。


いいなと思ったら応援しよう!

増田ダイスケ
新しいzine作るか、旅行行きます。

この記事が参加している募集