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Eagle's Eye 第3節 vs福岡 選手評
1勝1敗となった福岡戦。今回も2日間の各選手のプレーについての感想を記していきます。前回同様、僕個人の勝手な印象になりますので、「素人ごときが偉そうに…」と感じる方はUターン推奨です。(選手名は敬称略)
なお、Game2の感想はコチラ。
ハイライト
・第1戦
・第2戦
No.00 ブラッドリー・ウォルドー
第1戦(17:02) 9得点6リバウンド1アシスト4ファウル
第2戦(21:45) 10得点4リバウンド1ファウル1ターンオーバー
ショートコーナー(ペイントエリアの付け根の位置)にポジションを取り、味方のパスに合わせて得点を重ねていたものの、特に第2戦ではディフェンスで穴となってしまい、収支のつり合いが取れていなかった印象。相手の外国籍のターンについていけない場面や、日本人選手のドライブにつり出され、相手外国籍選手をリバウンドでフリーにしてしまう場面が目についた。福岡のバスケに対して相性のいい選手ではないような気がしたが、それでも20分前後の出場時間を得たのは、先日の西宮戦でコーチ陣の信頼を勝ち取った証か。
No.1 宮崎恭行
第1戦(16:06) 6得点2アシスト4ファウル1ターンオーバー
第2戦 出場なし
第1戦では今季最長のプレータイムを得るも、競った展開の第2戦では出場機会なし。高精度の3P含む得点能力は魅力であるものの、福岡のようにフィジカルなディフェンスを仕掛けてくるチームに対してハンドラーの役割を担うのは厳しいという判断か。
No.3 松山駿
第1戦(22:32) 10得点2リバウンド5アシスト2ファウル4ターンオーバー
第2戦(20:43) 16得点1リバウンド5ファウル1ターンオーバー
西宮戦に続いて連日の2桁得点は素晴らしいが、負けた第2戦では彼が出場している時間帯の+/-(得失点差)が「ー19」とチーム最低なのが気になるところ。入れ替わりで出場することの多い横江が「+14」であるところを見ると、やはり課題はゲームメイクにあると言えそう。自身の得点力を生かしながらチーム全体によい流れを呼び込む術を身につけてほしい。
No.8 ジャワラ・ジョゼフ
第1戦 ベンチ外
第2戦 ベンチ外
松葉杖をついて会場入り。怪我の具合は発表されていないが、前節の西宮戦で短時間ながらポテンシャルの高さは見せていただけに残念。まずはしっかり治そう。
No.11 杉本慶
第1戦(24:22) 11得点4リバウンド8アシスト1スティール3ファウル4ターンオーバー
第2戦(32:40) 4得点4リバウンド8アシスト1スティール4ファウル4ターンオーバー
2日続けての8アシストでチームをけん引したものの、第2戦の終盤はさすがに疲れが見られる場面も。オフェンスでは1stオプションを担っているだけに、彼が精彩を欠くようだとチーム全体が機能不全に陥ってしまう。もう少しベンチで休ませられる時間を確保できるのが理想だが、そこまでいかなくとも、せめてボール運びやディフェンスでの負担を減らしてあげたい。
No.12 アンドリュー・フィッツジェラルド
第1戦(29:33) 22得点7リバウンド2アシスト1スティール3ファウル2ターンオーバー
第2戦(29:48) 24得点8リバウンド1アシスト1スティール4ファウル5ターンオーバー
3Pとリング周辺にシュートエリアが集中しがちな現代バスケにおいて、ミドルレンジを中心にこれだけ高確率で得点できるのは武器になる。特に今節は、ハイポスト周辺で彼にボールを持たせることができれば、彼のミドルレンジかゴール下のウォルドーへのパスかの二択で相手を困らせることができた。
一方で、1人で局面を打開できる選手ではないことも今節の試合で浮き彫りになった印象もあり、ハイピック(トップの位置でボールを持っている選手にスクリーンをかけるプレー)からいい形で彼にボールを渡すことができないと、ゲームから消えてしまう時間帯を作ることになってしまう。彼の得点能力を生かす仕組みをチーム全体でさらに整えていきたい。
No.15 ソウ・シェリフ
第1戦 出場なし
第2戦 出場なし
ベンチ入りするもアップにも参加せず出場なし。おそらくどこかにケガなり不調を抱えているのだと思うが、彼の走力はチームの流れを変える重要な武器の1つなので、しっかり治して帰ってきてほしい。
No.18 飛田浩明
第1戦 出場なし
第2戦 出場なし
こちらもベンチ入りするもアップには参加せず、出場もなし。前節、コンディション不良で帯同していなかったので、その影響だろうと思われる。早期復帰を願う。
No.21 会田太朗
第1戦(3:35) 2得点1リバウンド1ファウル
第2戦 出場なし
第1戦の途中から第2戦にかけてビッグマンにボール運びを手伝わせるシステムを採用していたこともあり、なかなか使いどころが難しかったかもしれない。個人的には、相手のマドゥアバム、スパイクスが何れもFTを苦手としている選手なので、ファウル要員としてポイントで使ってみてもよかったのではないかと思った。
No.22 林瑛司
第1戦(13:19) 10得点4リバウンド3ファウル2ターンオーバー
第2戦(6:39) 1リバウンド1アシスト1スティール1ファウル
第1戦でブレイクし、第2戦では序盤から出場機会を獲得。スティールからファウルを誘うなど見せ場はあったが、2本放った3Pのどちらか1本は決めたかった。今節のプレーをコンスタントに続けていければ必ずまたチャンスはあるはず。ローテーション入りもそう遠くはないかもしれない。
No.23 横江豊
第1戦(26:21) 8得点5リバウンド2アシスト2スティール3ファウル3ターンオーバー
第2戦(29:26) 4得点4リバウンド8アシスト1スティール4ファウル3ターンオーバー
勝利した第1戦はもちろん、負けた第2戦でも出場している時間帯の+/-は「+14」と、PGとしてチームを上手くまとめていた。それだけに、第2戦終盤の勝負どころで不用意なファウルを犯してしまい、ベンチに下がらざるを得なくなってしまったのは残念。香川に負けた試合もそうだったが、フィジカルな試合展開になったときのゲームコントロールが今後の課題になりそう。
No.33 ジェロウム・ティルマン
第1戦(29:50) 18得点7リバウンド3アシスト1スティール1ターンオーバー
第2戦(28:27) 12得点5リバウンド4アシスト1スティール3ファウル2ターンオーバー
今節はピック&ロールのスクリナーとハンドラーの両面で活躍しつつ、さらにはボール運びの役割も担うなど、オールラウンドに活躍できる基本スペックの高さを見せた。ただ、第2戦の第3Qのような苦しい場面では消えてしまう印象もある。本人の問題なのかチームの構造的な問題なのかはわからないが、彼の能力からすると、苦しいときにこそ活躍してもらいたい。個人的には、杉本が相手のダブルチームに苦しんでいる時間帯では彼にハンドラー役をやらせてもよかったのでは、と感じた。
プレー以外の面では、チームの流れが悪いときにベンチから大きな声でコート上の選手たちを鼓舞する姿が印象的。
No.45 鹿野洵生
第1戦(17:20) 1リバウンド1アシスト3ファウル1ターンオーバー
第2戦(30:31) 8得点2スティール2ファウル2ターンオーバー
オフェンスではコーナーからの3P狙いで、相手のディフェンスを広げることに貢献した。これまでの試合では、チームの潤滑油としてボールを散らしたり自ら仕掛けたりという場面もあったが、今節はそういったプレーは少なかった印象。福岡はハンドラーに対して頻繁にダブルチームを仕掛けてくるので、ダブルチームをかわしてそのままゴールまで一直線か、プレッシャーに負けてターンオーバーとなるかの二択になってしまい、鹿野の持ち味を生かしにくかったかもしれない。
終わりに
以上、第3節福岡戦の選手評でした。負傷者がいる中でも上手くやりくりして勝利を掴みかけていた試合を落としてしまったのは痛いですが、第1戦での林の活躍など明るい材料がないわけではありません。
次は東地区で好調をキープする越谷アルファーズとの対戦です。短期契約なのでどうなるかわかりませんが、昨季FE名古屋でプレーしたベンジャミン・ローソンとも戦うことになるかもしれませんね。強敵が続きますが、最低1つ、できれば2つ勝って帰ってきてほしいところ。今節の敗戦を糧に、より強いチームになっていきましょう!
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