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NFT ART&ASSETS株式会社の年頭所感を書いてみる。

普段何をしている人なのかさっぱりわからないことで有名な石田です。何かNFTやゲームについてTweetが多いような人という感じもしますがだいたい合っています。

いろんな方が年頭所感を書いているので、私も書いてみたいと思います。

ブロックチェーンが当たり前の世界が来るなんて

ブロックチェーンというのはちゃんとしたもので怪しくないんですよ!という説明のために費やした時間を考えると、ブロックチェーンというものに対し一定の信頼がある状態ができたことは時間の経過を感じるし、物事の始まりはいつもそうだったということでもあります。

インターネットは怪しくないよ。と説明するのにも時間がかかったし、スマホは便利だよと説明するのにも時間がかかった。

ある会社では、その人が反対すれば流行るというレガシーおじさんが有名であるという話も聞いたことがある。iPhoneが出た時も「そんなものははやらない」と言い切っており、数々の伝説を残しているらしいw

新しい技術というのは常にそういうものであり、2021年により多くの人が「ブロックチェーン」や「NFT」といった言葉に伝統的なメディアを通じて触れたのはエポックメイキングな出来事であたっと思います。

Play to Earnの次の世界へ

ブロックチェーンゲームも3年以上前から取り組んでいる分野で、ここも新しい動きがありました。私たちは、現実世界の経済をモデリングとして新しいゲーム経済圏を構築できるのではないかと考えています。

同じ人間が行う経済活動なのですから、今まで数百年培ってきた経済学は通用するのだと思います。なぜならブロックチェーンが価値のやり取りをインターネットの世界に持ち込んだことにより、現実世界と同じ経済圏を作ることを可能にしたからです。

現実世界と同じということは、そこに様々な経済活動を組み込むことが可能になります。多様なプレイヤーを一つの経済圏に巻き込むことを可能にするのです。

先日ツイートしたスーパー銭湯のビジネスモデルもそうでしょう。

スーパー銭湯は「銭湯」というエンタメを中心に置いて、そこに人を集めることで、場内経済圏で様々な物やサービスを販売しています。
また飲食店やサービス事業者はこのスーパー銭湯の経済圏の中で稼ぐことができるようになっています。まさにゲームも同じように経済圏を作ることが重要で、運営側はその経済圏の中でいかに多く消費してもらうか、いかに外貨を稼ぐことができるか、場内の経済の流通を促進するか(例えば割賦販売やレンディングといった方法もあるかもしれない)を考えなければなりません。そこで運営側がやることはまさに政治であり、GDPを上げることであり、民主的な意思決定(DAO)であるということかもしれません。

今現実世界でうまくいっている仕組みは、このゲーム経済圏でもうまくいく可能性があるし、新しいアイデアもたくさん出てくると思います。

ゲームに勝ったら報酬をもらえるというだけのブロックチェーンゲームは今後岐路に立たされるでしょう。今から新しい経済圏の在り方について議論を進めていかなければなりません。

NFT ART&ASSETSがやっていること

NFT ART&ASSETSとしての仕事を整理すると、Web2とWeb3のブリッジ。つまり、既存の企業に対し、現在可能な範囲でWeb3.0的な事業をそのポートフォリオに加えるための事業を提案したり助言したりするという仕事です。

既存の事業がある程度回っている会社にとって、新しい分野特に、今までとは事業のストラクチャーが全然違うWeb3.0の世界にいきなり入り込むことは難しい場合が多いです。その中でも、将来を見据えて世の中が一気に動き出したときに対応できるようにお手伝いすることを使命としています。

サーフィンに例えると、大きな波が来た時に、まだビーチでサーフボードを抱えている人と、すでに沖合までパドリングしている人のどちらが波をとらえることができるかということです。私たちは、この大きな波が来る方向へ適切にパドリングするというのを大きな役割と思い日々努力をしています。

そのためには、新しい技術情報もキャッチアップしなければならないし、既存の事業の仕組みもしらなければならない。社内的な政治や、物事の進め方についても理解を深めなければなりません。

その意味で、私たちはWeb2.0からWeb3.0への橋渡しの役割を担っていると表現しました。Web3.0にフルベットするのもとても面白いのでやってみたい気満々なのですが、既存の企業が新しいWeb3.0的な世界に適応していくための役割もとてもやりがいがある仕事と思っています。

新しい技術はパラダイムシフトを起こし、順応できない企業は淘汰される運命にあります。しかし、目的の持ち方によっては企業は永続的に生き残ります。例えばかつて馬具メーカーだった企業はその皮の加工技術を活かして鞄を作って成功したり、カメラフイルムメーカーはその科学的な知見を活かし化粧品に活路を見出したりしてきました。

同じように、企業がパラダイムシフトでうまく変革できるための、お手伝いを今年もできるといいなと思います。

具体的な支援内容としては以下の通りです。

・新規事業開発のプロセス開発
・Web3.0に対する情報提供、助言
・新規事業にかかわる人材戦略
・ブロックチェーン開発体制の構築支援
・法務、会計、税務等のエキスパートの紹介

Pure Heart, Practical Mind.

年頭所感というNoteなので、NFT ART&ASSETSのVisionを書いておきたいと思います。NFTを中心として新しい技術革新があらゆる企業にも影響を及ぼしてくる時代になろうとしています。すでに一部は影響を受けている状況です。そんな中で、私たちは新しい技術が目指すピュアな思想を芯に置きながら、今何をすべきかを現実的な解に落とし込み、具体的な実行プランを作っていくお手伝いをさせていただきたいと思います。

Transform vision into product

加えて、もう一つ、私たちは関わる皆さんのビジョンをプロダクトにトランスフォームするということも目標に掲げています。ビジョナリストはビジョナリストが仕事なので、私たちはそれを具体的なプロダクトとして落とし込む役割を担うということです。
いろんな「こんなのがあったらいいな」を形にしていきたいと思います。
あ、どっかにそんなキャッチコピーあったような。
小林製薬さんマジレスペクトっす。

Lead users to Web3.0 world like elder brother/sister

最後に、ウォレットを中心としたWeb3.0の仕組みはまだ多くのインターネットユーザーにとってわかりにくいものです。なので、既存の企業やIPのユーザーやファンをうまくリードしていき、アニキやアネキ(昭和か)のような存在になっていくのが企業としては重要なのではないかと感じています。

この企業についていけばまた新しい夢を見させてくれる。

そんな会社になれるように側面から惜しみなく支援をしていきたいと考えています。

以上年頭所感でした。おわり。



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