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日本地方再生論

日本地方再生論

はじめに、現在の日本では都市部への移住が進み、地方には限界集落、過疎地域といった、特に若い人たちが著しく減少した地域が数多くある(全国で約800市町村)。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%81%8E%E7%96%8E%E5%9C%B0%E5%9F%9F より抜粋
そこに目をつけて地方再生プロジェクトが、日本政府、民間団体、NPO法人などが主体となって数多く始まっているようだ。
前述の過疎地域には空き家がとても多く、それらを修繕、補修して店舗、住処、拠点として活動を進める団体も多いのではないだろうか。
例を挙げれば、空き家を自前で改築してできた旅館や、廃校になった学校を丸々借り上げたシェアハウスなどだろう。
実際に、インターネットさえ繋がっていれば仕事ができるという人も増えて、昨今ではコロナなどの理由もあってテレワークを導入した企業もあるし、
そういった層は、郊外にワーケーション施設を探していたりするし、それ以外にも、積極的なPR活動などによって、顧客、仲間を集める活動が盛んに行われている。

話は飛躍するが、アメリカのシリコンバレーをご存じだろうか。今でこそ大企業やIT企業、GAFAの一大拠点となっているが、
第二次世界大戦前には現在の繁栄からは想像することが困難なくらい、目ぼしい産業は現在のシリコンバレーの地域には存在しなかった、とある。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B7%E3%83%AA%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%83%90%E3%83%AC%E3%83%BC より抜粋
また、政府が日本のシリコンバレーを作る、などと公言しているようだ。
https://www.sankei.com/article/20200710-GUVHDE2MZVNDVKIPD37UI24OZM/
しかし、この日本のシリコンバレーというのは、結局都市部や利便性の高い地域を指定しているもので、地方再生にはあまり繋がらないのではないかと思う。
ただ、この発想を地方再生と結び付けた時、爆発的な需要が生まれるのではないかと考えている。
爆発的な需要とは何か?と聞かれれば、例えば地価が安く広い土地に大企業が拠点を構え、それに伴う移住を行うとなれば、当然国はそれを後押しするために支援金を出すだろう。
支援金はどうでもいいんだが、大企業が拠点を構えることによって最低でも従業員が移住して、そして従業員が生活を行えるだけの衣食住、つまりはライフライン企業などの従業員も移住して、その結果インフラなども整備されていく。
そういった生活基盤が充実していき、住みやすい街づくりができれば、自然と移住希望者も増えるのではないか?そして、地価の安かったところが高騰して、地元の不動産会社が大儲けしたり、もともと住んでいた高齢者などが上記のインフラ整備などにより恩恵を受けるなど、社会的貢献にも繋がる訳だ。
また、先ほど述べたような「インターネットさえ繋がっていれば仕事ができるという人」の中には、都市部から離れ、これから発展していく地域に早期に移り住む、又は投資を行う事を考えている人もいるのではないか。
なぜなら、既に発展しきっている地域であったり、物であったりというのは、これから発展していく地域、物と比べると、私流に言わせればロマンがない、というか、ビジネス的な観点から見ても新規参入が難しい、という問題を抱えているからです。

結論に入りますが、
これらの問題に取り組むには、民間団体、NPO法人だけではとても無謀で、現状都市部と地方という二極化に対して、国が強い主体となって「分散型社会」というビジョンを掲げて村づくり、町作り、ひいては国作りを行っていかなければならないと思います。その為には、大企業が本社、支店を過疎地域に移転、進出すると大企業側も恩恵を受けられるような法整備なども必要なのではないだろうか?

分散型社会については以下をご覧ください。
https://noharm.or.jp/news/glossary/%E5%88%86%E6%95%A3%E5%9E%8B%E7%A4%BE%E4%BC%9A/
要約すると、今後起こり得る大地震などの災害に対して、都市部がその被害を甚大に受けた場合のリスクマネジメントにもなるし、都市部で生きづらさを抱えている人の受け皿にもなるし、
毎朝満員電車に乗って通勤する必要もなくなるし、地方在住の高齢者も生活が営みやすくなるなど、挙げて行けばキリがないほどのメリットがある事業かと思います。
現在町おこしプロジェクトなどの活動をする方々のご尽力、先見の明に感服すると共に、敬意を表して今回の記事を締めくくらせていただきます。

僕の考えを少しでも活かせればと思い、抜粋しながら書き進めましたが、もちろんこんなことはとっくに分かっているんだ!なんて言わずに、生暖かい目でご覧になって頂ければ幸いです。
これからも若輩者の考えを載せていきますので、ご不明点、ご指摘、感想などいつでもお待ちしております。

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