見出し画像

オランダ移住のために日本とオランダでした手続き

オランダ移住を決めたのが2016年4月で、本格的な準備を始めたのは2017年の年明けから。当時住んでた家から荷物を引き払わないといけなかったり、プライベートもばたついて、年明けから春先まで毎週末39度近く熱が出ていたことを覚えています。扁桃腺がはれて喉が真っ白になったこともありました。

外務省で戸籍謄本のアポスティーユ認証

オランダに来る前に4月27日に霞ヶ関の外務省で戸籍謄本のアポスティーユ認証を依頼しました。外務省のサイトから予約をして、何回か足を運んだ記憶があります。

画像1

画像2

オランダで住む場所を探す

オランダでの住む場所を考える際に、治安や家賃相場で決める人もいると思いますが、私は剣道を軸に決めました。剣道の知り合いの方に「アムステルダムの無声堂とアムステルフェーンの錬心塾がいいよ」と教えてもらい、下見の時に無声堂では稽古させていただいていました。移住してからも剣道は続けたかったので、通える距離で物件を探しました。

最初は不動産サイトで探して問い合わせをしたのですが、メールの問い合わせだと返事がこなくて、けっきょく日本人向けの掲示板経由で出発の前日に物件が決まりました。

オランダに来てからの手続き

オランダに入国したのは2017年5月9日。大きなスーツケースと防具袋、竹刀、小さいバッグのみでオランダに来ました。

画像3

到着して2週間で腎盂腎炎にかかり、「ほんと死ぬかも」と思うくらいの高熱を出したのですが、シェアメイトの日本人の方々が助けてくれてなんとか生き延びました。

本当は、オランダに来てすぐにでも手続きを行いたかったのですが、腎盂腎炎にかかったのと、戸籍謄本を実家に忘れてしまい取りに帰り、本格的に手続きを開始したのは6月に入ってからでした。

画像5

1.オランダ大使館で戸籍謄本の英語翻訳を依頼

ハーグ大使館で戸籍謄本の英訳を6月9日に申請し、6月15日に引き取りました。

2.オランダ外務省でリーガライズのスタンプを押してもらう

3.移民局に書類を提出

パスポートのコピー、申請書類、ビジネスプラン、財産証明を提出

画像4

なかなか移民局の予約が取れず、ここまでで8月になりました。3ヶ月滞在可能な旅行ビザの期間が過ぎてしまうので、仮滞在書を発行してもらわなければなりません。この時期、移民局が激混みでたらい回しにされたので、移民弁護士さんに依頼し移民局の予約を取ってもらいました。アムステルダムの移民局は予約が取れず電車で1時間かかるDen Boschまで来ることに。ここで「仮滞在」のスタンプを押してもらいました。

4.市役所でBSNナンバーの申請

9月4日にアムステルダムZuidの市役所で市民ナンバー(BSNナンバー)の申請。この番号と携帯電話番号がないと銀行口座が開設できません。銀行口座がないってことは、私は5月から4ヶ月近くずっと現金決済orクレジットカード決済だったことになります。PIN決済に慣れている今では考えられない…

画像6

5.商工会議所で事業登録。kvkナンバー発行

画像7

9月末に商工会議所で事業登録を行いました。面接があったんですけど、超絶ゆるくてびっくりしました。日本人だからでしょうか…。商工会議所への登録ナンバーはkvkナンバーと呼ばれ、ビジネス用の銀行口座開設に必要です。

6.電話の契約と銀行口座の開設

銀行口座の開設には、以下の3つが必要でした。

・電話番号
・BSN(市民番号)
・商工会議所から発行された事業番号

INGが一番メジャーだと聞いたのでINGで口座開設をしました。
なかにはアポイントを取らないといけないところもあるようですが、INGは当日行って、当日口座開設が可能でした。

最寄りのING銀行に行ったところ、「インターネットバンキングを利用するのに電話番号が必要」と言われたので、まず携帯の契約をすることに。

しかしvodafone shopでは「携帯を月額支払にするためには銀行口座が必要。なので、1ヶ月間は使い捨てのSIMを使って銀行口座が開設できたら、月額支払にきりかえましょう」と言われました。電話番号も引き継げます。

7.公認会計士にバランスシートを作ってもらい、移民弁護士経由で移民局に提出

全部完了したのが10月末で、5月に来てから半年近くかかってしまいました。すっかり季節は秋になっていました。

画像8


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?