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管理業務主任者、マン管資格を目指す人へ。この時期から始める勉強方法。

すでに9月も終盤、残す時間は2カ月程度。
この時期にテキストを読み込んでいる人は、残念ながら合格の見込みは少ない。
これはこれまでの資格試験の受けてきた者の経験と数名の受験生をサポートして経験から言えます。
では、そんな方々は諦めるべきなのか?
答えはNo!!

まだ、やれることがあります。
次にあげる3つのことに絞って勉強をすることです。


1、徹底的に過去問を解く

一日1年度の過去問を解く。
まずは10年分の過去問題をマンション管理業協会のHPよりDL(ダウンロード)します。
これを1日、1年度分ずつ解く。
これを毎日、十日で10年分を解きます。
これを10月末まで繰返す。
最初はすべての問題を解くまでに1時間半程度は必要ですが、そのうち1時間程度で50問を解けるようになります。

試験問題を解く時は、なぜ、その答えになるのかをしっかりと頭に入れる。
(そのうち、答えの番号をおぼえてしまいますが、4~5つの選択肢が○×になる理由もきちんと理解することが大事です。)

管理業務主任者もマンション管理士試験も周期的に似たような問題を出題していることは専門学校の先生たちも理解しているからテキストが作れます。
それであれば過去問題は生きた参考書です。

要は10年分の過去問題を解けようになれば、少なくとも平均点程度は取れるようになります。

2、設備、法規は一問一答を実践する

民法、区分所有法、適正化法も基本は暗記ですが、問題を読み解く力が必要です。
特にマンション管理士は問題文が長文、意地の悪い出題文が多く、読み解くだけで時間を消費させます。

これに対して設備、法規は暗記していれば数秒で問題が解け、確実に得点を稼げます。
逆に言えば考えて正解を導くことはできません。
毎年10問程度は出題されますが、これを取りこぼすほど残念なことはありません。
少なくとも8点は見込んでください。
反復が学習以外に近道はありませんが、単純な暗記よりも身に付く方法がフィールドワークと関連づけた暗記です。
試験の対象になる設備は身近にあります。
机に向かうだけが勉強法ではありません。

建築基準法や消防法等の法律は関係があり、国土交通省の資料等はよくまとまった資料です。
これを使わない手はありません。

例えば、国土交通省が発行している「住宅性能評価制度」。
試験のジャンルでは住宅品質確保法ですが、この制度は建築基準法、消防法で試験に必要な知識がほとんど網羅されています。
この資料を使わない手はありません。
リーフレット入手先

このような資料はたくさんあります。

とは言え・・・時間がないと言う方は、過去問の設備問題をひたすら解く。
管理業務主任者の試験で各年10問、選択肢が4問。
正解が✖の選択肢は「何が間違っているかを」必ず調べて、覚えること。

40選択肢を10年分で400問。
マン管と併せると800問。
試験までの残り日数は概ね50日です。
移動時間、昼休み、就寝前などありとあらゆる時間を使い反復する。

恐らくこれだけで今の実力から4~5点はレベルアップできるでしょう。

3、日常生活に学習時間を取入れる

よくお話しするフィードワーク。
皆さんの生活には建築基準法、消防法によって構成されています。
廊下の幅(両居室、片居室)、昇降機の最大積載重量の単位一人当たりの重量、昇降機のロビーの広さ、奥行き、入口・・・
試験に出題される値やルールが日々の生活にいっぱいあることに気づくはずです。

歩きながら上を見れば、斜線規制、看板、避雷針、足元を見れば連結送水管、道路の幅は、この道路はなに道、隣の建物との間隔は、周りを見れば「何でこの地域は建物の高さが同じぐらいなの?」「この地域は商業、低層住宅、中層住宅」と言った具合に知識を確認する(反復)ことは日々の生活で可能です。

試験までの2ヶ月、これを実績できれば合格の確率は飛躍的にあがります。

もちろん、民法も同じです。
上司から「○○君、この仕事頼めるかな~」
友達から「この資料を届けて」
世の中、すべて民法です。
もちろん、会社組織内は民法が適用されるわけではありませんが、例えば自分が忙しくて依頼された仕事を他の人に頼むことはできるか?
など色々とシミュレーションすると民法は意外に理解しやすい。

友達から100円貸して!
利息は?契約書は無くても平気
などなど

意外とハマります。
言いたいことは「試験勉強するぞ」と机に向かわなくても日常生活に試験勉強は持込むことを日常化すると・・色々な試験で利用でき、効率的な知識の習得が可能と言うことです。

がんばってみるのもひとつの方法です。

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